自律型避難は、成果が数字に表れにくい防災です。そのため「本当に力が付いているのか分からない」と感じられがちです。しかし、評価の視点を変えれば、自律型避難の成長は確実に見えてきます。
■① 評価は結果ではなく「過程」を見る
避難時間や参加人数だけでは測れません。
判断の早さ、切り替えの柔軟さといった過程が重要です。
■② 迷いの時間が短くなっているか
「どうする?」から「こうしよう」までの時間。
この短縮は、自律性が育っている証拠です。
■③ 指示がなくても動けた人がいるか
誰かの合図を待たずに、
声を出し、動いた人がいたか。
これが最重要の指標です。
■④ 代替案が自然に出ているか
無いものを嘆くのではなく、
「これで代わりにできる」という発想が出たかを見ます。
■⑤ 役割が自然に生まれているか
事前に決めていなくても、
支える人、整える人が現れたか。
自律型避難の成熟度が表れます。
■⑥ 不安や疑問が言語化されているか
「ここが不安だった」
「次はこうしたい」
この声が出る現場は、成長しています。
■⑦ 日常行動に変化が出ているか
物の置き方、声かけ、備え。
日常の小さな変化は、最も確かな評価です。
■⑧ 続けたいという声が出ているか
「またやりたい」
この一言が出たら、評価は十分です。
■まとめ|評価は自律を止めないために行う
自律型避難の評価は、点数を付けるためではありません。
結論:
自律型避難の評価とは、次の行動につながる変化を見つけることである
防災士として、数値評価にこだわらず、行動と意識の変化を見てきた現場ほど、自律型避難が着実に根づいていることを実感しています。
評価は終点ではなく、
次へ進むための確認作業です。

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