【防災士が解説】豪雪で孤立しないための事前対策|防災×孤立地域対策

大雪による被害で、
命を落とす直接の原因は「雪」ではありません。

多いのは、
孤立によって支援が届かなくなることです。

だからこそ、
豪雪地帯・山間部・別荘地などでは
「孤立を前提にした備え」が不可欠です。


■① 孤立のおそれがある地域は事前に決まっている

豪雪による孤立は、
突発的に起きるようでいて、
実は多くの場合「想定可能」です。

・山間部
・峠道の先
・除雪が後回しになりやすい地域
・幹線道路が一本しかない集落

こうした地域は、
大雪時に孤立する可能性が高いことが
過去の事例から分かっています。


■② 孤立地域では「自助期間」を想定する

孤立した場合、
救助や物資がすぐ届くとは限りません。

・除雪が間に合わない
・道路が寸断される
・悪天候でヘリが飛べない

こうした状況が重なると、
数日〜1週間程度、自力で生活する期間
が生じる可能性があります。

そのため、
孤立のおそれがある地域では、

・食料
・飲料水
・燃料(灯油・ガス・電池)

を通常より多めに備蓄することが重要です。


■③ 備蓄は「生活が続く量」を基準にする

孤立時の備蓄は、
「最低限生き延びる量」では足りません。

・暖房を使えるか
・調理ができるか
・通信手段を維持できるか

といった点まで含めて、
生活を維持できる量を意識する必要があります。

特に冬季は、
燃料と電源の確保が命に直結します。


■④ 別荘地・非居住登録者の多い地域の注意点

別荘地やセカンドハウス地域では、

・住民登録をしていない
・自治体が把握していない居住者がいる

という特徴があります。

そのため、
孤立時に

・安否確認が遅れる
・支援対象から漏れる

といったリスクが高まります。


■⑤ 孤立した場合の行動と連絡先を知っておく

孤立が想定される地域では、

・孤立した場合にどう行動するか
・どこに連絡すればよいか

平常時から周知しておくことが重要です。

・市町村の連絡窓口
・緊急時の連絡手段
・情報収集方法

これらを事前に知っているだけで、
不安と混乱を大きく減らせます。


■⑥ 行政だけでなく住民同士の備えが重要

豪雪時の孤立対策は、
行政任せでは成り立ちません。

・近隣同士の声かけ
・安否確認
・備蓄状況の共有

こうした日頃のつながりが、
孤立時の安全を大きく左右します。


■⑦ 孤立対策は「起きてから」では遅い

孤立は、
発生してからでは対応できません。

・どこが孤立しやすいか
・何が足りなくなるか
・誰が取り残されやすいか

これらを事前に考え、
備えておくことが、
豪雪災害から命を守る現実的な防災です。

「助けが来るまで耐える準備」
それが、孤立地域における防災の基本です。

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