【防災士が解説】道路陥没×豪雨②|“小さな水たまり”から始まる重大事故

豪雨の現場では、表面上は何も変わらない道路が、
数時間後には大きくえぐれ落ちることがあります。
私は九州北部豪雨で、まさにその瞬間を見ました。
道路の下だけが先に流され、表面だけが残る――それが最も危険です。


■① 小さな水たまりが“空洞化のサイン”

一見浅そうな水たまりでも、下が完全に空洞化している場合がある。
車が乗った瞬間に一気に崩落することも多い。


■② マンホールが浮き上がる=地下の水圧が限界

マンホールのフタが浮き上がったら、道路全体の破壊が始まっている証拠。
歩行も走行も即座に中止すべき状況。


■③ 地下水路の逆流が道路陥没を誘発

豪雨で排水が追いつかず、地下の水路が逆流すると、
道路下の土砂が一気に流される現象が起きる。


■④ 側道・新しい舗装道路が壊れやすい

新しく舗装したばかりの道路は、
基礎が落ち着いておらず豪雨に弱いことがある。
見た目が綺麗でも油断は禁物。


■⑤ 車での通行は“水深10cmで危険”

タイヤの下の地面が抜けている可能性がある。
10cmの水深でも車体が片側だけ落ちて横転するケースがある。


■⑥ 歩行時は“水の流れ方”を見る

水が渦を巻いている場所は、
外から見えない落ち込み(穴)があるサイン。
絶対に近づかない。


■⑦ 橋の近くは特に危険

橋のたもとは水流がぶつかり、土砂流出が起きやすい。
橋の近くでの徒歩・車の移動は避けるのが原則。


■⑧ 自治体の“通行止め”は必ず守る

豪雨時の通行止めは、
「陥没の可能性が高い」から事前に閉鎖していることが多い。
少し遠回りでも必ず従う。


■まとめ|豪雨の道路は“安全そうに見える場所”ほど危険

豪雨の現場では、
危険な場所ほど静かで、見た目に変化が出にくいのが特徴。
私の経験では、事故はいつも「大丈夫に見えた場所」で起きています。

結論:
水がある道路は“見た目を信用しない”。浅い水たまりすら命を奪う落とし穴になる。

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