豪雨の危険は「雨が降っている間」だけではありません。
実は、雨が止んだ後こそ道路陥没が多発する時間帯です。
熊本地震・九州北部豪雨の派遣現場でも、雨上がり直後に
路面が一気に崩れ落ちる現象を何度も確認しました。
■① 雨が止んだ後に“地下水圧”が一気に高まる
豪雨で飽和した地盤は水を抱えたまま。
雨が止むと水の逃げ場が変わり、地下空洞に圧力が集中。
その結果、数十分後に陥没が発生することがある。
■② 目に見える“ひび割れ”は崩落の前兆
豪雨後の路面には、よく細かいクラックが出る。
これは内部で地盤が崩れているサイン。
この状態で車が乗ると、その重みで一気に落ちる。
■③ 水が引くと“空洞が露出”しやすい
冠水が引いた後は、見た目が安全に見える。
しかし、水が抜けたことで空洞がむき出しになり、
ちょっとした振動で崩落する状態になっている。
■④ 側溝やマンホール付近は特に危険
豪雨後はマンホールの蓋が浮いたりずれたりする。
その周囲は地盤が弱く、踏んだ瞬間に抜けることがある。
■⑤ 歩行者が最も危険になる時間帯
雨が止んで外出し始めるタイミングが、
道路陥没リスクのピークと一致。
子ども、高齢者の通学・買い物は慎重に。
■⑥ 車は“路肩寄り走行”が危険
雨上がりの路肩は地盤がゆるく、崩落しやすい。
中央寄り走行の方が安全性が高い。
■⑦ 雨が止むと気が緩み、危険察知力が低下する
「もう大丈夫」と行動することでリスクが上がる。
防災の世界ではこれを“安心の落とし穴”と呼ぶ。
■⑧ 豪雨後の道路は“見た目で判断しない”
乾いて見えても、内部はボロボロのことがある。
自治体の通行止めは必ず守る。
■まとめ|豪雨後の道路は“静かに崩れる”
雨が止んだ後が安全とは限りません。
むしろ、豪雨後は道路陥没のピーク。
見た目で判断せず、遠回りしてでも安全な道を選ぶことが最優先です。

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