【防災士が解説】避難所で「言われて嫌だったこと10選」とその対応策|心を守る防災術

避難所では、普段なら気にならない一言が大きなストレスになります。
防災士として各地の避難所支援に入った経験から、
「これは言われて傷ついた」「言わないでほしかった」という声の多かった“嫌な一言10選”と、
その場で使える“上手な対応策”をまとめました。


■①「まだ大丈夫でしょ?そんなに心配する必要ある?」

避難している人の不安を否定する言葉。

【対応策】
✔「心配するのは悪いことじゃないですよ。安全を優先した判断です。」
✔ 不安は人それぞれ。肯定してあげる言葉が最も効果的。


■②「そんな荷物、持ちすぎじゃない?」

避難者の事情を知らずに言われる一言。

【対応策】
✔「必要があって持ってきています。」と短く伝える
✔ 荷物の量に口出しせず、お互いの事情を尊重する意識が大切


■③「子どもがうるさいんだけど」

子育て世帯が最も傷ついた言葉。

【対応策】
✔「すみません、できる範囲で気をつけます。」と最低限の謝意
✔ スタッフに相談し、子どもスペースに案内してもらう
✔ 周囲の理解が必要と運営側に伝えることも重要


■④「この場所、ちょっと貸してくれない?」

占有を要求されると強いストレスに。

【対応策】
✔「ここは家族で使っているので難しいです。」と境界線を明確に
✔ 避難所スタッフに調整してもらうとトラブルになりにくい


■⑤「そんなに疲れることある?」

見た目では分からない心身の疲労を否定される言葉。

【対応策】
✔「避難生活は見えない疲れが多いんです。」と説明
✔ 無理に会話を続けない、距離を置くことも大切


■⑥「なんで避難してきたの?家にいれば?」

判断を否定する言葉は大きなダメージに。

【対応策】
✔「安全のためです。」と短く答える
✔ 避難は“命を守る行動”。他者に説明する必要はないと割り切る


■⑦「●●さんはもっと頑張ってるよ?」

比較されると心が折れる。

【対応策】
✔「人それぞれできることが違うので…」とやんわり拒否
✔ 比較の言葉は避難所では厳禁。スタッフにも伝えてOK


■⑧「そのくらい我慢しなよ」

避難所で最も言ってはいけない言葉のひとつ。

【対応策】
✔「今は我慢より“助け合い”が必要ですね。」
✔ 不満を抑え込むとストレスが爆発するので相談窓口へ


■⑨「いつまでここにいるの?」

帰れない事情がある人にとって残酷な一言。

【対応策】
✔「状況が整うまでです。」とだけ伝える
✔ 背景を説明する必要はない。境界線を守る方が健康的


■⑩「その程度で避難してきたの?」

“逃げてきた自分は正しかったのか…”と自責の念を抱かせる言葉。

【対応策】
✔「命を守るための避難です。」と自分の判断を肯定
✔ 防災士としても“逃げすぎ”は存在しないと強く断言できます


■まとめ|避難所で最も大切なのは「心の安全」

避難所でのストレスは、
✔ 寒さ
✔ プライバシーのなさ
✔ 生活の不自由
だけではありません。

“人からの心ない一言”が最大の負担になることが多いのです。

結論:
避難所では「相手の事情を知らない前提」で丁寧に接し、嫌な言葉は境界線を引いて防ぐことが心の安全につながります。
防災士としての経験から、避難生活は“思いやりの積み重ね”で大きく変わると確信しています。

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