避難所では「楽しむことは不謹慎」と感じてしまいがちです。しかし被災地で長期避難者の生活支援に関わってきた経験から強く感じるのは、気晴らしがない環境ほど、心と体の消耗が早いという現実です。娯楽は贅沢ではなく、避難生活を続けるための回復手段です。
■① 避難所生活は刺激が極端に少ない
同じ景色、同じ音、同じ時間の流れ。被災地では、この単調さが強い疲労感や無力感を生んでいました。
■② 被災地で多かった「何もしない時間がつらい」
やることがなく、考えすぎてしまう人が多くいました。被災地では、気を紛らわせる手段があるだけで、表情が明らかに変わる場面を何度も見てきました。
■③ 娯楽は「静かで小さなもの」でいい
大きな音や派手な活動は不要です。被災地では、本、音楽、折り紙、簡単なゲームなど、周囲に配慮できる娯楽が重宝されていました。
■④ 子どもにとっての遊びは心の安定剤
子どもは遊びを通して不安を発散します。被災地では、遊べる時間が確保できた子どもほど、夜泣きや情緒不安定が減っていました。
■⑤ 大人にも「気を抜く時間」が必要
大人ほど我慢しがちです。被災地では、短時間でも趣味や会話の時間を持てた人ほど、精神的に安定していました。
■⑥ 共有できる娯楽が人をつなぐ
一緒に笑う、話す。被災地では、簡単な娯楽が人と人の距離を縮め、孤立を防ぐ役割も果たしていました。
■⑦ 娯楽・気晴らしは心を回復させる防災
笑うこと、気を逸らすことは生きる力になります。被災地経験から言えるのは、小さな楽しみを持つことが、避難所生活で心を壊さずに過ごすための最も現実的な防災対策だということです。

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