避難所生活は、「耐える力」だけでは続きません。被災地で何度も感じたのは、長く続く避難生活を乗り切れる人ほど、心の使い方に小さな工夫を持っているという現実でした。特別な強さより、壊れにくい考え方が重要です。
■① 心は一直線では持たない
ずっと前向きでいる必要はありません。被災地では、気分の波を前提にしている人ほど、落ち込んだ後の回復が早くなっていました。
■② 被災地で見た「期待しすぎない人」
「今日はこれだけできれば十分」。被災地では、期待値を下げている人ほど、自分を責めずに済んでいました。
■③ 先のことを考えすぎない
先の見えない状況で未来を考えすぎると、心は疲れます。被災地では、「今日」「今この時間」に意識を戻す工夫が支えになっていました。
■④ 比較をやめるだけで楽になる
他人と比べると、不安と不満が増えます。被災地では、自分のペースを守っている人ほど、精神的に安定していました。
■⑤ 感情を出してもいいと認める
弱音や愚痴は悪いことではありません。被災地では、感情を出せる人ほど、抱え込まずに済んでいました。
■⑥ 小さな楽しみを意識的に作る
毎日の中に小さな楽しみを入れることで、心は持ち直します。被災地では、この積み重ねが避難生活を支えていました。
■⑦ 心を守る工夫も防災の一部
避難所生活を続けるために必要なのは、根性ではありません。被災地経験から言えるのは、心を壊さないための工夫を事前に知っておくことこそが、現実的で人に優しい防災だということです。

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