【防災士が解説】防災対策×外壁塗装の剥がれ対策

地震や台風のあと、「外壁が思った以上に傷んでいた」と気づく方は少なくありません。
外壁塗装の剥がれは見た目の問題だけでなく、建物の耐久性や安全性に直結します。
防災の視点で見ると、外壁は“家を守る最前線”です。


■① 外壁塗装が剥がれると何が起きるか

外壁塗装は、雨・風・紫外線から建物を守る役割があります。
剥がれが進行すると、以下のリスクが高まります。

・雨水の浸入
・内部の腐食
・ひび割れ拡大
・強風時の外壁材落下

塗装は単なる色ではなく、防水の命綱です。


■② 地震・台風時の実際の被害

被災地では、外壁の一部が落下し、避難時の危険になったケースもありました。
「小さな剥がれだから大丈夫」と思っていた部分が、強風で一気に拡大することがあります。
特に築10年以上経過した住宅は注意が必要です。


■③ 剥がれのサインを見逃さない

次の症状は要チェックです。

・チョーキング(触ると白い粉が付く)
・塗膜の浮き
・ひび割れ(ヘアークラック)
・コーキングの劣化

早期発見が、修繕費と被害の最小化につながります。


■④ 今すぐできる点検方法

専門業者に依頼する前に、以下を確認できます。

・外壁を目視で一周チェック
・手で触れて粉が付くか確認
・ひび割れの幅を確認
・雨染みの有無を確認

写真を撮って記録しておくと、経年変化が分かりやすくなります。


■⑤ 補修と塗り替えの目安

一般的な塗り替え目安は10〜15年です。
ただし、海沿いや風の強い地域では劣化が早まります。

小さな補修で済む段階で対応すれば、費用も抑えられます。


■⑥ 外壁対策は“減災”の一部

外壁の健全性は、建物全体の耐久性に関わります。
倒壊を防ぐ直接対策ではなくても、浸水や腐食を防ぐことで“耐災害力”を高めることになります。

日常のメンテナンスが、結果として防災になります。


■⑦ やらなくていいこと

不安だからといって、毎年全面塗装する必要はありません。
必要なのは、定期点検と適切なタイミングでの対応です。

焦らず、計画的に行いましょう。


■⑧ 今日できる最小行動

家の外壁を一周する。
気になる箇所をスマホで撮影する。
それだけで、備えは前進します。


■まとめ|外壁は家を守る“盾”

外壁塗装の剥がれは、小さなサインでも放置すると大きなリスクになります。
日頃の点検と適切な補修が、災害時の被害を軽減します。

結論:
外壁メンテナンスは、防災対策の一部であり、家族を守る基礎対策です。

防災士として多くの住宅被害を見てきましたが、被害の差は“事前点検の有無”で大きく変わります。外壁は静かに劣化します。だからこそ、静かに備えることが大切です。

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