【防災士が解説】防災×「書く」と「スマホ入力」の違い|避難生活で心と判断を守るのはどっちか

防災バッグに筆記用具を入れる意味は、
「記録ができる」だけではありません。

避難生活では、
書くか/スマホに打つかで、
心の安定と判断力に大きな差が出ます。


■① スマホ入力は「情報処理」、書くことは「思考整理」

スマホ入力は便利です。

・速い
・共有しやすい
・情報量が多い

一方で、
脳は常に処理モードに入ります。

対して「書く」行為は、

・速度が遅い
・量が限られる

だからこそ、
考えが自然に整理されるという特性があります。


■② 避難生活では「考えすぎ」が最大の敵

災害時は、

・情報が多すぎる
・先が見えない
・判断が連続する

この状態でスマホに触り続けると、
不安が増幅しやすくなります。

書く行為は、

思考を一度、外に置く

という効果があります。


■③ 書くと「感情」と「事実」が分かれる

スマホ入力は、

・通知
・ニュース
・SNS

が同時に入ってきます。

結果、
感情と事実が混ざりやすい。

紙に書くと、

・事実は事実
・感情は感情

として分けて扱えます。

これは、
心を安定させる上で非常に重要です。


■④ スマホは「消耗」、紙は「回復」

避難生活では、

・充電が減る
・通信が不安定
・画面を見るだけで疲れる

という状態になります。

スマホは使うほど、
電池も気力も減る

紙とペンは、

・電源不要
・いつでも使える
・使っても消耗しない

という点で、
回復側のツールです。


■⑤ 書くことで「今やること」が見える

避難生活で有効なのは、

・今日やること
・今できること
・後回しにすること

を分けること。

書き出すと、

・不安が具体化
・行動が小さくなる
・判断が軽くなる

結果、
動ける状態に戻りやすくなります。


■⑥ スマホは「外向き」、書くことは「内向き」

役割の違いを整理すると、

・スマホ:外の情報を集める
・紙とペン:自分の中を整える

どちらか一方では不十分です。

避難生活では、
内側を整える時間が必ず必要になります。


■⑦ 書く行為は「セルフケア」になる

現場では、

・不安
・怒り
・焦り

を溜め込んで壊れていく人を多く見ます。

誰にも見せなくていい。
うまく書けなくていい。

書く=吐き出すだけで、
心は確実に軽くなります。


■⑧ 防災バッグに必要なのは「両方」

結論はシンプルです。

・スマホ:連絡・情報
・紙とペン:整理・回復

どちらかではなく、
役割を分けて併用する

これが、
壊れない避難生活につながります。


■まとめ|書くことは「判断力を守る防災」

スマホ入力は便利です。
しかし避難生活では、

・考えすぎない
・迷いすぎない
・感情に飲まれない

ことが重要になります。

結論:
書くことは、防災における心の備え。

防災バッグの筆記用具は、
命を直接守らなくても、
判断と心を確実に守る道具です。

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