災害現場で何度も感じてきたことがあります。
それは――
「お金の余裕は、命の余裕につながる」という事実です。
山林火災、豪雨災害、地震。
避難を迷う人の背景には、必ずと言っていいほど「経済的不安」があります。
・仕事を休めない
・ホテルに泊まれない
・引っ越せない
・防災用品を買えない
今回の記事では、
『改訂版 本当の自由を手に入れるお金の大学』(両@リベ大学長)を、防災の視点から読み解きます。
■① 結論|経済的自由は“耐災害力”を高める
本書の軸は「5つの力」です。
- 貯める
- 増やす
- 稼ぐ
- 使う
- 守る
これはそのまま、防災の5要素にも重なります。
なぜなら、
生活費<資産所得 という状態になれば、
- 危険な職場に無理して通わない
- 避難判断を早められる
- 転居や環境変更が可能
になるからです。
防災とは「備える力」。
経済的自由もまた“備え”なのです。
■② 現場で見た「お金が判断を遅らせる瞬間」(一次情報)
被災地派遣(熊本地震、能登半島地震など)でLOとして活動した際、何度も耳にしました。
「仕事があるから帰れない」
「ホテル代がもったいない」
「収入が減るのが怖い」
本来は早めに退避できたはずの人が、
“お金の不安”で動けなくなる。
これは統計には出にくい、現場のリアルです。
だから私は、防災記事の中で必ず「経済的備え」を伝えます。
■③ 貯める力|固定費の見直しは“即効性のある防災”
本書が強調するのは「固定費の見直し」。
代表例がスマホ代です。
大手キャリア(例)
- docomo
- au
- SoftBank
から、
格安SIM(例)
- 楽天モバイル
- IIJmio
- mineo
- 日本通信SIM
- povo
- UQモバイル(サブブランド)
へ変更するだけで、
月5,000円前後の削減が可能なケースがあります。
月5,000円 × 12か月 = 年6万円。
6万円あれば、
- 防災バッグ一式
- ポータブル電源
- 非常食備蓄
- ホテル2〜3泊
が確保できます。
これは立派な「防災投資」です。
■④ 増やす力|インデックス投資は“長期の安心”
生活防衛資金を確保した後は「増やす力」。
本書では初心者向けに
インデックスファンド投資を推奨しています。
長寿化社会では、
・退職後30年以上生きる
・年金だけでは不足する可能性
・医療費の増加
というリスクがあります。
災害復旧期は長期戦です。
「数か月で戻る」とは限りません。
資産形成は、
長期避難への備えでもあります。
■⑤ 稼ぐ力|副業は“分散防災”
災害で会社が被災すれば、収入は止まります。
本書では、
- 副業で事業所得を育てる
- 転職で給与を上げる
ことを勧めています。
収入源が一つだけの状態は、防災的には危険です。
複数収入=リスク分散。
これはまさに「減災」の考え方です。
■⑥ 使う力・守る力|保険と生活防衛資金
本書の重要ポイントは「守る力」。
・生活防衛資金
・必要な保険
・詐欺対策
災害後は詐欺や悪質業者も増えます。
現場で見てきましたが、
焦って契約し、後悔する人は少なくありません。
冷静さは資金の余裕から生まれます。
■⑦ 迷ったらこれ|防災×お金の判断基準
判断はシンプルでいい。
- 固定費を下げる
- 生活防衛資金を作る
- 長期投資を始める
- 収入源を増やす
この4つを淡々と進める。
派手なテクニックは不要です。
■⑧ やらなくていいこと
- 一攫千金狙い
- ハイリスク投資
- 借金して投資
- 防災を理由に浪費
「守る」が抜けると、本末転倒です。
■まとめ|経済的自由は“最大の防災グッズ”
防災バッグは大切です。
しかし、もっと大きな備えがあります。
それが、
経済的自由。
・避難を即断できる
・働き方を選べる
・住む場所を選べる
・家族を守れる
防災とは、
「選択肢を持つこと」。
お金の大学は、その選択肢を広げる一冊です。
■出典
両@リベ大学長『改訂版 本当の自由を手に入れるお金の大学』


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