【防災士が解説】防災×カリフォルニア米|「海外米」は災害時の敵か、味方か

日本の防災と食料の話になると、
「海外米」に対して
どこか不安や抵抗感を持つ人は少なくありません。

その代表例がカリフォルニア米です。
しかし、防災の視点で見ると、
この評価は大きく変わります。


■① カリフォルニア米が日本に入ってきた背景

カリフォルニア米は、
主にアメリカ西海岸で生産される短粒種・中粒種の米です。

日本米に近い品種改良が進められ、
外食産業や加工用として
すでに日本国内でも広く使われています。


■② 「国産じゃない=不安」という思い込み

多くの人が抱く不安はここです。

・海外産は安全なのか
・味が劣るのではないか
・非常時に頼っていいのか

しかしこれは、
感情による判断であり、
必ずしも事実ではありません。


■③ 防災の現場では「安定供給」が最優先

災害時に最も重要なのは、
・量
・安定供給
・調達の早さ

です。

巨大な農地と機械化を持つカリフォルニア米は、
不作の影響を受けにくく、
大量供給が可能という強みがあります。


■④ 非常時に「味の差」は問題か?

災害時の食事は、
日常の満足を満たすものではありません。

・空腹を満たす
・体力を維持する
・精神を支える

この役割を果たせれば十分です。

カリフォルニア米は、
炊き方や用途を選べば、
災害食として十分に機能します。


■⑤ タイ米との違いから見える教訓

過去のタイ米の経験から、
「海外米=失敗」という印象が残りました。

しかしカリフォルニア米は、
・日本米に近い食感
・用途の幅が広い
・調理適応力が高い

という点で大きく異なります。


■⑥ 食料安全保障としての海外米

日本の食料自給率は約4割。
災害が長期化すれば、
国産だけで支えるのは困難です。

海外米を受け入れる力は、
防災そのものです。


■⑦ 自律型避難と「慣れる備え」

自律型避難では、
物資を待つだけでなく、
使いこなす力が求められます。

・海外米を一度炊いてみる
・非常食として試す
・家族で味を共有する

これが、
非常時の混乱を減らします。


■⑧ カリフォルニア米は選択肢の一つ

防災において大切なのは、
「これしかダメ」と決めないこと。

カリフォルニア米は、
国産米を補完する
重要な選択肢の一つです。


■まとめ|防災は「柔軟性」が命を救う

災害は、
私たちの理想通りには起きません。

だからこそ必要なのは、
・受け入れる力
・使いこなす力
・選択肢を増やす力

結論:
海外米を拒まない社会こそ、災害に強い。

防災士として感じるのは、
カリフォルニア米は「妥協」ではなく、
命を守るための「現実的な備え」だということです。

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