スタッドレスタイヤには、
「ここまで減ったら冬性能は終了」
という“摩耗限度(プラットフォーム)”が必ず付いている。
ここでは、防災士として
「プラットフォームの探し方」
「交換のタイミング」
「溝深さと安全性」
を分かりやすく解説する。
■① プラットフォームとは“スタッドレスの寿命マーク”
スタッドレスタイヤには2つの基準がある。
● スリップサイン(法律上の使用限度)
● プラットフォーム(冬性能の限界)
重要なのは プラットフォーム。
これは、
「ここまで減ったら氷雪性能が失われるライン」
を示すマーク。
溝が残っていても、
プラットフォームが露出していれば“冬性能ゼロ”と考える。
■② プラットフォームの位置は“溝の途中の盛り上がり”
プラットフォームは、
● 溝の中の小さな出っ張り
● スリップサインより“浅い位置”
● タイヤのサイドに「△」「▲」などの三角マークで位置を示す
探し方は簡単。
① タイヤ側面の△マークを見る ② その延長線上の溝の中を見る ③ 小さな突起がプラットフォーム
新品では溝の奥にあり、
摩耗すると“段差がフラットになってくる”。
これが「冬性能終了」のサイン。
■③ スタッドレスの溝深さは“新品で8〜9mm”。限界は4mm
新品のスタッドレスは、
● 溝深さ:8〜9mm
● プラットフォーム:4mm付近
つまり、
溝が半分以下になると冬性能はほぼ終わる。
溝は深さが命。
浅くなると、
● 排水・排雪性能が落ちる
● サイプが機能しない
● 氷に密着できない
結果 → 止まらない & 曲がらない になる。
■④ プラットフォームが見えたら“雪道では危険”。交換推奨
プラットフォームが露出した状態とは、
● 冬性能が消えている
● 氷の上ではノーマルタイヤと同等
● 低速でも滑りやすい
この状態で雪道を走るのは極めて危険。
特に、
● 坂道
● 橋
● 日陰
● 交差点
など凍結しやすい場所では事故率が跳ね上がる。
■⑤ プラットフォームを見る際の簡単チェック
家庭でもできる“見抜き方”。
● タイヤ表面の一番深い溝を選ぶ
● △マークを目印に探す
● 出っ張りと溝面が同じ高さなら冬性能終了
● 片減り(偏摩耗)にも注意
● 4本のうち1本でもアウトなら交換
スタッドレスは 4本同時交換が基本。
■⑥ プラットフォーム以外にも“摩耗を早める要因”がある
冬性能が早く落ちる原因は、
● 空気圧不足
● 高速走行が多い
● 夏の高温路面を走った
● 重い車両(ミニバンなど)
● アスファルトの荒れた地域
特に“夏にスタッドレスを履き続ける”のは最悪。
摩耗も硬化も急激に進む。
■⑦ 溝があっても“硬化していたら終わり”
冬タイヤの性能は、
● 溝深さ(形)
● ゴム硬度(柔らかさ)
この2つで決まる。
プラットフォームが残っていても、
ゴムが硬くなれば 冬性能は事実上ゼロ。
必ず、
● 親指で押して柔らかさ確認
● 製造年チェック(4年以上は注意)
をセットで行う。
■まとめ|プラットフォームは“冬性能終了ライン”。見つけたら即交換
この記事のポイント。
● プラットフォーム=スタッドレスの寿命マーク
● △印の延長線上の溝にある小さな突起
● 溝深さ4mm以下で冬性能はほぼ消える
● プラットフォームが露出したら雪道は危険
● 偏摩耗・硬化も性能低下の大きな原因
● 4本のうち1本でも限界なら交換が必要
結論:
防災士・元消防職員として断言します。 冬道で命を守るのは“溝”ではなく“止まれる性能”。 プラットフォームが出たスタッドレスは、 家族を守る力を失っています。 早めの交換こそ、冬の最強の防災です。

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