「SNSのせいでデマが増えた」
そう感じる人は多いかもしれません。
しかし結論から言うと、
デマは昔から存在していました。
違うのは、
「広がる速さ」と「影響の大きさ」です。
■① デマは“人間の本能”から生まれる
デマの正体は、
悪意だけではありません。
・不安
・恐怖
・心配
・善意
これらが混ざり合うことで、
噂は生まれます。
これは人類が集団で生きてきた歴史の中で、
自然に身についた行動でもあります。
■② 昔の災害でもデマは起きていた
過去の災害を振り返ると、
数多くの「噂被害」が記録されています。
・関東大震災で流れた流言
・疫病流行時の根拠なき治療法
・戦時中の誤情報
・大火災時の避難デマ
当時はSNSはありません。
それでも、
口伝え・張り紙・新聞を通じて
デマは広がっていました。
■③ なぜ今のデマは「危険度」が高いのか
現代のデマが特に危険な理由は、
・拡散速度が秒単位
・一度に数万人へ届く
・画像や動画で信じやすい
・削除しても残り続ける
つまり、
昔のデマ × 爆速エンジン
これがSNS時代の現実です。
■④ デマは「悪者」だけが作るわけではない
実は多くのデマは、
・心配して
・助けたいと思って
・善意で
広がっています。
だからこそ、
・否定されると反発が生まれ
・感情論になり
・止まりにくい
この特徴を理解することが重要です。
■⑤ デジタル防災は「人の弱さ」を前提にする
防災で大切なのは、
完璧な人間を想定しないことです。
・不安になる
・焦る
・間違える
これは誰にでも起きます。
だからこそ、
「人はデマを信じる可能性がある」
という前提で対策を考える必要があります。
■⑥ 昔と今で変わらないデマ対策の本質
時代が変わっても、
有効な対策は共通しています。
・一度立ち止まる
・出所を確かめる
・権威ではなく根拠を見る
・感情的な情報を疑う
これは江戸時代でも、
現代でも同じです。
■⑦ 現代に必要なのは「デマ耐性」
今後、
デマをゼロにすることは不可能です。
だから必要なのは、
・信じない力
・広げない力
・冷静さを取り戻す力
これを私は
デマ耐性と呼んでいます。
■まとめ|デマは敵ではなく「人間らしさの副作用」
デマは昔からありました。
そして、これからも消えません。
大切なのは、
・デマを叩くこと
・人を責めること
ではなく、
・構造を理解すること
・自分が加担しないこと
デジタル防災とは、
技術の話ではなく、
人間を理解する防災でもあるのです。
「昔からあるもの」だからこそ、
今こそ正しく向き合う必要があります。

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