防災トイレの準備で最も判断が難しいのが、
「実際、何回使う想定にすればいいのか」という点です。
少なすぎれば不足し、多すぎれば管理が大変になります。
現実的な使用回数の目安を整理します。
■① 基本の目安は「1日5回」
災害時のトイレ使用回数は、
1人あたり1日5回が基本の目安です。
これは、
・排尿
・体調変化
・水分摂取量の増加
を考慮した現実的な回数です。
■② 災害時は回数が減るとは限らない
「水がないから回数は減る」と考えがちですが、
実際は逆のケースも多くあります。
緊張・寒さ・不安・水分補給により、
トイレ回数が増えることも珍しくありません。
■③ 初日は特に回数が増えやすい
発災直後は、
精神的ストレスや環境変化により、
トイレ回数が増えやすくなります。
初日を乗り切れる回数設定が重要です。
■④ 子どもは大人より多めに見積もる
子どもは、
我慢が苦手で失敗しやすく、
回数が増える傾向があります。
大人換算ではなく、
+1〜2回分/日を見ておくと安心です。
■⑤ 高齢者は「我慢させない」前提で考える
高齢者は、
我慢が体調悪化につながりやすいため、
回数を減らす前提は危険です。
通常時と同程度、
もしくは多めに見積もる方が安全です。
■⑥ 夏・冬は回数が変動しやすい
夏は水分摂取量が増え、
冬は冷えで尿意を感じやすくなります。
季節によって回数が増えることを前提に、
余裕を持った想定が必要です。
■⑦ 回数は「最低ライン+余裕」で考える
防災トイレの回数は、
ギリギリではなく、
我慢しなくていい回数が基準です。
最低ラインに、
少し余裕を持たせることで安心感が生まれます。
■⑧ 使用回数の目安は生活を守る指標
防災トイレの使用回数は、
単なる数字ではありません。
生活リズムと健康を守るための指標です。
無理のない回数設定が、
災害時の落ち着いた行動につながります。
防災トイレの使用回数は、
「少なく見積もる」ほどリスクが高まります。
現実的な回数を想定し、
我慢しない前提で備えることが、
本当に役立つ防災対策です。

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