フェーズ2で人権が守られると、
防災は次の段階に入ります。
ここから先は、
判断の質が人生を左右します。
フェーズ3は、
間違えないための防災です。
■① フェーズ3とは何か
フェーズ3とは、
・被災後 数日〜数週間
・支援と情報が出そろい始める
・選択を迫られる段階
です。
このフェーズの目的は、
判断力を守ることです。
■② フェーズ3で一気に増える「選択」
この段階で増えるのは、
・どこに住むか
・何を申請するか
・仕事をどうするか
・お金をどう使うか
という人生レベルの判断です。
ここでのミスは、
後から取り返すのが非常に難しくなります。
■③ 防災士から見て多かった判断ミス
現場で多かったのは、
・焦って決める
・周囲に流される
・今の苦しさだけで選ぶ
という判断です。
知識不足ではありません。
疲労と不安が判断を歪めていました。
■④ 判断を壊す最大の敵は「消耗」
フェーズ3で判断を壊すのは、
・睡眠不足
・清潔の欠如
・人間関係疲労
・思考疲労
です。
フェーズ2で人権が守れていないと、
この段階で必ず破綻します。
■⑤ 行政制度は「判断できる人」を前提にしている
支援制度は、
・選べる
・理解できる
・期限を守れる
ことを前提に設計されています。
判断力が落ちている人ほど、
制度からこぼれ落ちやすくなります。
■⑥ フェーズ3で効くのは耐災害力
この段階で効いてくるのが、
・お金
・心
・判断
の三点セットです。
・お金は選択肢を残し
・心は冷静さを保ち
・判断は未来を間違えない
どれか一つ欠けると、連鎖的に崩れます。
■⑦ 自律型避難は「選ばない判断」も含む
自律型避難とは、
・すぐ決めること
ではなく
・今は決めないと判断すること
も含みます。
フェーズ3では、
・一晩置く
・相談する
・保留にする
ことが、最善になる場面が多くあります。
■⑧ フェーズ3を越えると生活が見えてくる
フェーズ3を安定して越えると、
・選択に納得感が出る
・後悔が減る
・生活再建が現実になる
状態に入ります。
ここが、
人生を戻せるかどうかの分岐点です。
■まとめ|フェーズ3は「判断を守る防災」
防災は、判断の質で結果が決まります。
結論:
防災の観点では、フェーズ3は「焦らず、流されず、消耗しない状態で判断を行う」ための段階であり、耐災害力がそのまま人生の分かれ道となる。
防災士として現場を見てきた中で、
フェーズ3で判断を守れた人ほど、静かに、確実に生活を立て直していました。
防災は、この判断期をどう越えるかで決まります。

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