フェーズ4を越えると、
生活はようやく落ち着き始めます。
しかし防災は、
ここで終わりではありません。
フェーズ5は、
経験を次に活かすための防災です。
■① フェーズ5とは何か
フェーズ5とは、
・被災後 数か月〜数年
・生活が再び回り始め
・振り返る余裕が生まれる段階
です。
このフェーズの目的は、
同じ失敗を繰り返さないことです。
■② フェーズ5でやるべきは「反省」ではない
この段階で重要なのは、
・自分を責める
・正解を探す
ことではありません。
やるべきなのは、
・どこで迷ったか
・何が足りなかったか
・何が役に立ったか
を淡々と整理することです。
■③ 防災士から見て多かった再設計ポイント
現場で多かったのは、
・情報が多すぎた
・持ち物が多すぎた
・判断が重すぎた
という気づきです。
フェーズ5では、
・減らす
・決め切る
・単純化する
方向での再設計が効きます。
■④ 経験を「知恵」に変えられるか
被災経験は、
・語らなければ消える
・整理すれば資産になる
ものです。
経験を知恵に変えられた人ほど、
次の災害で迷いませんでした。
■⑤ 行政任せに戻らない防災
フェーズ5で起きがちなのが、
・喉元過ぎれば熱さを忘れる
・また元の生活に戻る
という流れです。
しかし次の災害では、
同じ条件は二度と揃いません。
自分の経験を、
自分の防災に落とし込む必要があります。
■⑥ フェーズ5は「自律型防災」の完成形
フェーズ5では、
・自分なりの基準
・自分なりの優先順位
が明確になります。
これは、
誰かのマニュアルでは代替できません。
ここで初めて、
自律型防災が完成します。
■⑦ 避難服もアップデートされる
フェーズ5では、
・使わなかった服
・足りなかった服
・本当に助けられた服
がはっきりします。
避難服は、
・買い足す
より
・削る
・置き換える
ことで完成度が上がります。
■⑧ 防災は一度きりでは終わらない
防災は、
・一度やって終わり
ではなく
・経験のたびに進化する
ものです。
フェーズ5は、
次のフェーズ0をつくる時間でもあります。
■まとめ|フェーズ5は防災を「資産」に変える
防災は、経験を積むほど軽くなります。
結論:
防災の観点では、フェーズ5は被災経験を振り返り、削り、再設計することで、次の災害に備え直す段階であり、防災を一過性の行動から生きた資産へと変えるフェーズである。
防災士として現場を見てきた中で、
フェーズ5を丁寧に行った人ほど、次の災害で迷いませんでした。
防災は、経験を活かした人から強くなります。

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