【防災士が解説】防災×モバイルバッテリー火災|身近すぎる電源が「火元」に変わる瞬間

スマートフォンの充電に欠かせないモバイルバッテリー。防災グッズとしても定番ですが、近年このモバイルバッテリーが原因とみられる火災が急増しています。便利さの裏に潜むリスクを、正しく知ることが命を守る第一歩です。


■① モバイルバッテリー火災は確実に増えている

住宅火災におけるリチウムイオン電池関連火災は、数年で大幅に増加しています。名古屋市内だけでも年間数十件発生しており、全国的な問題です。


■② 就寝中の充電が最も危険

実際の火災では、スマホを充電したまま就寝し、異音で目覚めたときには発火していた事例がありました。異常に気づけない時間帯ほど、被害は拡大します。


■③ 発火は「爆発的」に起きることがある

不具合のある製品では、激しい炎や爆発のような現象が確認されています。小型でも、火災エネルギーは非常に大きいのが特徴です。


■④ リュックやカバンの中も安全ではない

地下鉄のホームで、リュックの中から発火した事例もあります。圧迫や衝撃、内部温度の上昇が引き金になることがあります。


■⑤ 使わなくなった後も火災リスクは残る

大そうじなどで廃棄する際、回収車内で圧縮され発火する事故も起きています。使っていない=安全ではありません。


■⑥ 廃棄方法は自治体ごとに違う

モバイルバッテリーの処分方法は自治体によって異なります。誤った廃棄は、ごみ収集車や処理施設での火災につながります。


■⑦ 交通機関でも火災は起きている

航空機内でモバイルバッテリーから煙が出た事例もあります。密閉空間での発火は、大きな二次災害につながる危険があります。


■⑧ 防災グッズだからこそ管理が重要

非常時に使う道具が、平時に火元になる矛盾。防災用品こそ、定期点検と正しい扱いが必要です。


■まとめ|便利さを疑うことも防災

モバイルバッテリーは、使い方を誤ると一瞬で危険物に変わります。

結論:
モバイルバッテリーは「備え」でもあり「火元」にもなり得る存在である

防災士として、リチウムイオン電池火災は初期対応が遅れるほど被害が拡大することを現場で見てきました。充電中の管理、就寝時の扱い、正しい廃棄。この基本を守ることが、身近な防災につながります。

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