収入が上がったのに、
なぜか貯金が増えない。
災害への備えも
「いつかやろう」で止まっている。
その背景にあるのが
ライフスタイル・インフレーションです。
これは、
収入の増加とともに生活水準も上がり、
支出が膨らんでしまう現象を指します。
防災の視点で見ると、
見逃せないテーマです。
■① ライフスタイル・インフレーションとは
昇進や昇給、
副収入の増加に伴い
・外食が増える
・車のグレードを上げる
・住居を広くする
・サブスクを増やす
といった行動が自然に増えます。
「頑張ったご褒美」
としては正しい。
しかし固定費が上がると、
災害時の耐久力は下がります。
■② 災害は“収入”を止める
災害時は
・勤務停止
・事業停止
・収入減
・臨時支出増
が同時に起きます。
固定費が重い家庭ほど
回復に時間がかかります。
生活水準が高いことと、
耐災害力が高いことは別問題です。
■③ 見えないリスクの正体
ライフスタイル・インフレーションの怖さは
「自覚がない」
ことです。
収入が増えるたびに
少しずつ生活が膨らむ。
気づけば
・毎月の固定費が高止まり
・緊急資金が薄い
・保険に頼りすぎ
という状態になります。
これは
静かなリスクです。
■④ 防災との接点
防災は
モノを増やすことではありません。
むしろ
・固定費を軽くする
・生活をシンプルにする
・余剰資金を持つ
ことが
最大の備えになります。
「壊れにくい家計」は
物理的な耐震と同じくらい重要です。
■⑤ やらない防災の考え方
・必要以上に車を買い替えない
・家を過度に大きくしない
・見栄の消費を抑える
削ることも備えです。
支出を抑えた分を
・生活防衛資金
・防災備蓄
・分散投資
へ回す。
これが
耐災害力の強化です。
■⑥ 今日できる最小行動
・固定費を書き出す
・「これ本当に必要?」を1つ考える
・生活水準を“上げない勇気”を持つ
防災は
暮らし方そのものです。
■結語
収入が増えることは
素晴らしいこと。
しかし、
生活を膨らませ続けると
自由は減ります。
災害に強い人は、
身軽です。
生活を軽くすることは、
未来を守ること。
安心は、
余白から生まれます。
出典
米国行動経済学研究(Diderot Effect/Lifestyle Inflation 概念)

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