停電は、いまや“日常的に起こり得る災害”です。
地震・台風・豪雨・大雪――
災害時、まず不安になるのは「スマホの電池」。
そこで注目されているのが、
リン酸鉄リチウム(LiFePO4)電池採用のモバイルバッテリーです。
元消防職員・防災士の視点から、
“安全な電源備蓄”について解説します。
■① なぜモバイルバッテリーが防災に重要なのか
災害時、スマホは命綱です。
・避難情報の確認
・家族との連絡
・防災アプリ利用
・ライト代わり
停電が長期化すれば、通信手段が途絶えます。
つまり、
電源=命のインフラです。
■② 一般的なリチウム電池の課題
通常のリチウムイオン電池は、
・高温に弱い
・衝撃で内部短絡の可能性
・熱暴走のリスク
という特性があります。
実際、火災現場でも
バッテリー由来の発火事例は存在します。
■③ リン酸鉄リチウム電池の強み
リン酸鉄リチウム(LiFePO4)は、
・高温に対して安定
・熱暴走が起きにくい
・発火・爆発リスクが低い
という特徴があります。
さらに、
・充放電サイクル1,000回以上
・容量80%以上を維持
と長寿命。
防災備蓄では
「長く安全に保管できる」ことが重要です。
■④ 容量はどれくらい必要か?
目安として、
・5,000mAh → スマホ約1回分
・10,000mAh → 約2回分
災害想定では、
最低でも10,000mAh以上を1人1台。
家族分を考えると、
複数台備蓄が理想です。
■⑤ 現場視点|実際に多い“電源パニック”
被災地派遣時、
充電できる場所に長蛇の列ができました。
・コンセントの奪い合い
・モバイルバッテリー切れ
・情報不足による不安増幅
「電源がない」だけで、
心理的ストレスは一気に増大します。
だからこそ、
安全性+長寿命の電源備蓄は“心の防災”でもある。
■⑥ 使用環境にも注意
リン酸鉄リチウムでも、
・使用温度は0~40℃
・直射日光を避ける
・衝撃を与えない
基本管理は必要です。
車内放置は真夏に危険。
定期的な点検・充電確認を忘れずに。
■⑦ 防災目線での選び方
✔ 発火リスクが低い構造
✔ サイクル寿命1,000回以上
✔ 複数ポート搭載
✔ 残量表示付き
✔ 軽量・持ち運び可能
災害時は「性能」より
安全性と信頼性が最優先です。
■⑧ まとめ|“燃えにくい電源”を備える
これからの防災は、
・水
・食料
・トイレ
・電源
が4本柱です。
電源は目に見えない備えですが、
停電時にその価値が分かります。
結論:
発火しにくく長寿命な電源を選ぶことが、防災力を高める。
備えは静かに、しかし確実に。
出典:家電Watch「リン酸鉄リチウムイオン電池採用モバイルバッテリー発売」(2026年1月28日配信)

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