災害時、
多くの人は「情報が足りないから不安になる」と感じます。
しかし被災地で何度も実感してきたのは、
不安を増やしていた原因は、情報不足ではなく情報過多だった
という現実でした。
不安の減災において、
「情報を減らす」という発想は
非常に重要です。
■① 被災地で見た「情報に疲れていく人」
現場では、
次のような状況が繰り返し起きていました。
・スマホを一日中見続けている
・同じニュースを何度も確認する
・真偽不明の情報に振り回される
こうした人ほど、
表情が強張り、
判断が遅れていきました。
■② 情報が多いほど「最悪の想像」をしてしまう
情報が増えると、
人は安心するどころか、
想像力が暴走しやすくなります。
・まだ起きていない被害
・自分に起きるか分からない最悪
・他人の体験談の追体験
被災地では、
実際よりも深刻に受け止めて
動けなくなる人も多くいました。
■③ 不安は「判断できない状態」で増幅する
情報が多すぎると、
次の状態に陥ります。
・何を信じていいか分からない
・判断基準が持てない
・行動を決められない
不安は、
危険そのものよりも
判断できない状態で膨らみます。
■④ 被災地で落ち着いていた人は情報を絞っていた
一方で、
比較的落ち着いていた人たちは
自然とこうしていました。
・見る情報を決めている
・時間を決めて確認する
・見ない情報をはっきり決める
情報を集めるより、
距離を取る力を持っていたのです。
■⑤ 情報を減らすことは「現実逃避」ではない
情報を減らすと聞くと、
無責任に感じるかもしれません。
しかし被災地では、
情報を減らせた人ほど
現実的な判断ができていました。
・今の状況
・今いる場所
・今できる行動
この3点に集中できていたからです。
■⑥ 不安の減災は「情報の入口」を決めること
不安を減らすために必要なのは、
すべての情報を遮断することではありません。
・どこから情報を取るか
・いつ見るか
・どこまで見ないか
この入口を決めることが、
心を守る防災になります。
■⑦ 被災地で見た「情報を減らせた人の余裕」
情報との距離感を保てていた人は、
次のような余裕を持っていました。
・他人の不安に引きずられない
・自分の判断を信じられる
・休む時間を確保できる
この余裕が、
長期的な避難生活を
支えていました。
■⑧ 今日できる「情報を減らす不安の減災」
今日できることは、これだけです。
・情報を見る時間を決める
・同じ情報を繰り返し見ない
・今すぐ必要ない情報は閉じる
これだけで、
不安の強さは
確実に下がります。
まとめ
不安を減らすために、
情報を集め続ける必要はありません。
不安は、情報が多すぎる時に増える。
被災地で見てきた現実から言っても、
情報を減らすことは
弱さではなく、知恵です。
不安の減災とは、
安心材料を増やすことではありません。
不安の燃料を減らすこと。
まずは今日、
スマホを見る時間を
少しだけ減らしてみてください。
それだけで、心は確実に軽くなります。

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