避難生活で多くの人が感じる不調。
それが、のど・目・鼻の乾燥です。
命に直結しないため軽視されがちですが、
実はこの乾燥が、体調悪化やストレス増大の引き金になります。
■① 災害時は「呼吸器・粘膜」が一気に弱る
災害時の環境は乾燥が加速します。
・暖房の効いた避難所
・換気による冷たい外気
・粉じん・ホコリの舞い上がり
・水不足でうがいができない
結果として、
のど・目・鼻の粘膜が急激に乾きます。
■② 防災士から見た実際に多かった失敗
現場で多かったのは、次の声です。
・のどが痛くて眠れない
・目がゴロゴロして集中できない
・鼻の中が切れて出血する
乾燥は小さな不調のようで、
確実に体力と判断力を奪います。
■③ 乾燥は「感染症リスク」を高める
のど・鼻・目の粘膜は、
外敵から体を守る最前線です。
乾燥すると、
・ウイルスを防げない
・炎症が起きやすい
・免疫が低下する
避難所という集団生活では、
乾燥対策=感染症対策でもあります。
■④ 行政側が言いにくい本音
避難所では、
加湿器や十分なケア用品は期待できません。
・電力制限
・管理の手間
・備蓄スペースの制約
つまり、
のど・目・鼻の乾燥対策は、
完全に個人任せなのが現実です。
■⑤ 防災バッグに入れたい乾燥対策アイテム
優先度が高いのは以下です。
・マスク(湿度保持用)
・のど飴
・目薬
・鼻用ワセリンや軟膏
すべて軽量・小型で、
防災バッグに無理なく入ります。
■⑥ マスクは「感染対策+加湿器」
マスクは感染対策だけでなく、
のど・鼻の乾燥防止に非常に有効です。
・呼気で湿度を保てる
・粉じん対策にもなる
・就寝時にも使える
避難所では、
マスク=簡易加湿器と考えてください。
■⑦ 自律型避難に必要な「粘膜ケア」
自律型避難では、
体調管理も自己責任になります。
・不調を重症化させない
・薬に頼る前に防ぐ
のど・目・鼻のケアは、
自律型避難を支える基礎体力づくりです。
■⑧ 今日からできる現実的な備え
難しい準備は不要です。
・普段使いの目薬を1本入れる
・のど飴を防災用に分ける
・マスクを多めに入れる
「今使っているもの」を
そのまま防災に転用するのがコツです。
■まとめ|乾燥対策は「体調を崩さない防災」
災害時、
体調を崩した人ほど判断力を失います。
結論:
のど・目・鼻の乾燥対策は、命を守る判断力を守る備え
防災士として現場を見てきて感じるのは、
「小さな不調を放置しなかった人ほど、最後まで冷静だった」
という事実です。
乾燥対策は地味ですが、
確実に効く防災です。
まずは、防災バッグに一つ入れるところから始めてください。

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