入学式が終わると、少しホッとします。
しかし防災の視点では、入学後1週間こそが最も重要な期間です。
理由は明確です。
・行動が始まって初めて「ズレ」が見える
・子どもはまだ緊張している
・親も学校の実態を把握しきれていない
このタイミングを逃すと、
「なんとなく不安」な状態が長く続きます。
■① 入学前の想定と現実は必ずズレる
事前に考えていた通学路や行動は、
実際に始まると必ずズレが生じます。
・思ったより人通りが少ない
・信号待ちが長い
・危険な横断がある
・雨の日の様子が違う
ズレに気づけるのは、最初の1週間だけです。
■② 登下校中の「止まる場所」を確認する
災害時に重要なのは、
「どこへ逃げるか」よりも
「どこで立ち止まるか」です。
入学後1週間で確認したいのは、
・揺れたら立ち止まれる場所
・車道から離れられる場所
・雨や風を一時的に避けられる場所
これを親子で実際に歩いて確認してください。
■③ 学校内での避難行動を言葉にさせる
子どもに、こう聞いてみてください。
・地震が来たらどうする?
・先生は何て言ってた?
・校庭にはどうやって出るの?
説明できない=理解していない
というサインです。
叱る必要はありません。
一緒に整理すればいいのです。
■④ 下校後の行動ルールを明確にする
入学直後は、寄り道や予定変更が増えます。
・友だちと一緒に帰る
・習い事が始まる
・下校時間が日によって違う
災害時を想定し、
次のルールは必ず共有しましょう。
・勝手に帰らない
・連絡が取れなくても待つ
・決めた場所から動かない
■⑤ 親の「迎えに行く基準」を決めておく
災害時、最も混乱するのは保護者です。
・迎えに行くのか
・学校に任せるのか
・どこで合流するのか
基準を事前に決めていないと、危険行動につながります。
入学後1週間以内に、
家庭内で必ず話し合ってください。
■⑥ 子どもの「疲れ」は防災リスク
入学直後の子どもは、想像以上に疲れています。
・集中力が続かない
・周囲が見えにくい
・判断が遅れる
これは災害時に致命的です。
「疲れていないか?」
「眠れているか?」
も、防災の一部です。
■⑦ 完璧を目指さないことが大切
防災は、
「全部できてから」ではありません。
・少しずつ
・気づいたところから
・親子で共有しながら
続けることが最大の防災です。
■まとめ|入学後1週間は「修正期間」
入学前の備えは「仮」
入学後1週間は「修正」
この考え方が、
現実に強い防災につながります。
・歩いて確認
・話して確認
・ズレを直す
この積み重ねが、
子どもの命を守ります。
入学後の1週間、
ぜひ「防災の目」で子どもを見てあげてください。

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