冬休みは、
帰省・旅行・レジャーで多くの人が移動します。
しかし冬の移動は、
普段の生活とはまったく別のリスク環境です。
「何も起きなければ大丈夫」
ではなく、
起きたときに耐えられるかが防災の本質です。
今回は、冬休み旅行に出る前に
必ず備えておきたい防災の考え方を整理します。
■① 冬休み旅行は「災害リスクが重なる」
冬休みの移動は、
複数のリスクが同時に重なります。
・寒波
・大雪
・道路凍結
・強風
・交通機関の遅延・運休
これに人の集中が加わることで、
小さなトラブルが一気に大きな災害になります。
■② 目的地ではなく「途中」を想定する
多くの人は、
宿泊先や観光地の防災しか考えていません。
実際に多いのは、
・移動中
・乗り換え駅
・高速道路
・空港周辺
での足止めです。
「行き先」より「途中」を想定することが重要です。
■③ 冬の備えは“寒さ対策”が最優先
冬の災害で最も命を奪うのは、
寒さ=低体温症です。
最低限の備えとして、
・防寒着
・ダウンや厚手の上着
・手袋、ニット帽
・使い捨てカイロ
は必ず携行してください。
■④ 飲食物は「少し多め」が正解
冬はエネルギー消費が激しく、
空腹と寒さが一気に体力を奪います。
・すぐ食べられるもの
・甘いもの
・常温保存できる飲み物
を用意しておくと、
精神的な安心感も大きく変わります。
■⑤ スマホは“命綱”だが過信しない
冬の災害時、
スマホは情報・連絡の生命線です。
しかし、
・低温で電池消耗が早い
・通信障害
・充電できない
という弱点もあります。
モバイルバッテリーと、
紙のメモ(連絡先・宿泊先)は必須です。
■⑥ 家族・同行者と「行動基準」を共有
災害時に一番困るのは、
判断が分かれることです。
・引き返す
・待つ
・別行動する
こうした判断を、
事前に共有しておくことで混乱を防げます。
■⑦ 子ども・高齢者は“別視点”で備える
体力差は想像以上です。
・寒さに弱い
・トイレが近い
・疲れやすい
同行者の特性を考えた備えが、
安全な旅行につながります。
■⑧ 「何も起きない前提」を捨てる
防災の基本は、
最悪を想定して、最善を準備すること。
備えは使わなければ、
それで成功です。
■まとめ|冬休み旅行は“準備が9割”
防災士として伝えたい結論は一つです。
冬休みの旅行は、出発前の備えで安全度が決まる。
楽しい思い出を守るために、
少しの準備と想像力を忘れないでください。

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