【防災士が解説】防災×冬|「お金が減る」より先に起きる本当の損失

冬の災害というと、被害額や修理費など「お金が減る」話に目が向きがちです。しかし実際の被災現場では、もっと静かで深刻な“お金の損失”が起きています。防災×冬は、家計の視点から見るとまったく違う顔を見せます。


■① 冬は「生活コスト」が一気に跳ね上がる

停電や断水が起きると、暖房器具、燃料、使い捨て用品などの出費が一気に増えます。冬は生きるための最低コストが高い季節です。


■② 使わなかったお金が一番の損失

防寒具、簡易トイレ、非常食。備えていても使えなければ意味がありません。逆に「持っていなかった」ことで余計な出費を強いられるケースは非常に多くあります。


■③ 冬は「ちょい出費」が連続する

コンビニでの買い足し、移動費、外食、使い捨てカイロ。一つ一つは小さくても、冬の被災では出費が連鎖します。気づいたときには大きな金額になっています。


■④ 寒さは判断ミスを高くつかせる

寒さと不安の中では、人は冷静な買い物ができません。「今すぐ必要そう」という感覚で無駄な出費をしてしまいがちです。冬の災害では衝動的な支出が増えます。


■⑤ 冬は「働けないリスク」が直撃する

交通障害や体調悪化で出勤できない日が続くと、収入が減る家庭もあります。冬の災害は支出増と収入減が同時に起きやすいのが特徴です。


■⑥ 電気代・燃料代が後から効いてくる

復旧後に届く電気代や燃料費の請求に驚く人は少なくありません。被災直後ではなく、後から家計に効いてくるのが冬の特徴です。


■⑦ 「節約意識」が逆に命を削る

お金を使わないように暖房を我慢し、体調を崩すケースがあります。冬の災害では、節約がリスクになる場面もあります。


■⑧ 冬の防災は「固定費を守る」発想

一時的な出費より、家計の基盤を崩さないことが重要です。冬の災害では、家計が持ちこたえる設計そのものが防災になります。


■まとめ|冬の防災は家計防衛でもある

冬の災害は、命と同時に家計にも静かにダメージを与えます。被害額だけでなく、生活コストの連鎖に目を向ける必要があります。

結論:
冬の防災は、「出費を減らす」より「想定外の支出を防ぐ」ことが重要です。
防災士として被災地を見てきましたが、事前に備えていた家庭ほど、結果的にお金も体力も消耗していませんでした。冬の備えは、命と家計の両方を守る投資です。

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