冬の地震では、寒さと不安が重なり、デマが最も広がりやすい状況になります。
現場でも、誤情報による不要な避難や事故が実際に起きてきました。
惑わされないための判断軸を整理します。
■① 冬は「不安」が判断力を奪う
冬の地震後は、
・寒さ
・暗さ
・停電
・余震
が重なり、心身ともに余裕がなくなります。
この状態では、強い言葉や断定表現を信じやすくなるのが人の心理です。
■② デマは「善意の顔」をして届く
多くのデマは、
・「拡散してください」
・「知り合いから聞いた」
・「○○関係者の話」
といった形で届きます。
善意に見えるからこそ、疑わずに信じてしまうのが危険です。
■③ 冬はデマが行動に直結しやすい
冬のデマは、
・今すぐ避難しろ
・ここは危険だ
・物資がなくなる
といった内容が多く、
外出・移動・備蓄行動を煽ります。
結果として、低体温や転倒事故につながります。
■④ 信じていい情報の条件を決める
判断に迷ったら、次を確認します。
・公式発表か
・複数の公的情報で一致しているか
・具体的な場所・日時が示されているか
これを満たさない情報は、行動の根拠にしない判断が安全です。
■⑤ 「今すぐ動け」は疑っていい
冬の地震で最も危険なのは、
「今すぐ外に出ろ」
「すぐ逃げないと危ない」
という強い表現です。
本当に命に関わる情報は、行政から繰り返し発信されます。
■⑥ デマを止める一番の方法
デマ対策で最も効果的なのは、
・拡散しない
・返信しない
・話題にしない
ことです。
否定や議論より、無反応が一番効きます。
■⑦ やらなくていい防災
・不安だから共有する
・確認せず家族に伝える
・周囲を焦らせる
これらは、やらなくていい防災です。
冬は「広めない判断」が命を守ります。
■⑧ 今日できる最小行動
今日できる行動は一つ。
「災害時は公式情報以外で動かない」と家族で決めておくこと。
この約束が、混乱を防ぎます。
■まとめ|冬の地震では「信じない勇気」が必要
冬の地震対応では、
正しい情報よりも間違った情報を信じないことが重要です。
結論:
デマは無視する、行動しない、広げない。
防災士として現場を見てきて、
助かった人ほど「不安な情報ほど疑う判断」ができていました。

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