冬の地震では、子どもは寒さ・恐怖・混乱の影響を最も受けやすい存在です。
大人の判断一つで、安全にも危険にもなります。
現場視点で、子どもを守るための具体的な行動を整理します。
■① 最初に守るのは「体温」
子どもは体温調節が未熟で、
低体温が急速に進みます。
・上着をすぐ着せる
・帽子やフードで頭部を保温
・床に直接座らせない
ケガの有無より、まず寒さから守る判断が最優先です。
■② 抱き寄せて“離さない”
地震直後の混乱時、
・泣いて動き回る
・親を探して移動する
・不安で判断できなくなる
こうした行動が事故につながります。
視界に入れ、物理的に近くに置くことが重要です。
■③ 余計な移動をさせない
冬の屋外移動は、
・転倒
・低体温
・迷子
のリスクが高まります。
建物が安全なら、その場で落ち着かせる判断が正解になることが多いです。
■④ 「大丈夫」と声に出して伝える
子どもは大人の表情を敏感に読み取ります。
・落ち着いた声
・短く分かりやすい言葉
・否定しない返答
「大丈夫」「一緒にいるよ」と繰り返し伝えることで、
パニックを防げます。
■⑤ 子どもを“役割”で落ち着かせる
可能であれば、
・毛布を運んでもらう
・懐中電灯を持ってもらう
・小さな荷物を任せる
など、簡単な役割を与えます。
不安が行動に変わり、気持ちが安定します。
■⑥ 着替え・防寒を優先する
冬の地震後は、
・汗冷え
・濡れ
・冷たい服
が体調悪化につながります。
着替えがなくても、重ね着・包むだけで効果があります。
■⑦ やらなくていい防災
・「我慢しなさい」と叱る
・泣くのを止めさせようとする
・情報収集を優先して放置する
これらは、やらなくていい防災です。
子どもの安心が最優先です。
■⑧ 今日できる最小行動
今日できる行動は一つ。
「地震が起きたら子どもを最優先で守る」と家族で共有すること。
この一言が、行動の迷いを減らします。
■まとめ|冬の地震は「子ども基準」で判断する
冬の地震対応は、
大人基準ではなく子ども基準で考える必要があります。
結論:
子どもを守る行動は、体温・安心・移動抑制が鍵。
防災士として現場を見てきて、
助かった家庭ほど「まず子どもを見る判断」ができていました。

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