冬の地震では、「今すぐ着替えるべきか」「このままでいいのか」という判断が遅れ、
低体温や体調悪化につながることがあります。
現場視点で、服装を変える“正しいタイミング”を整理します。
■① 基本は「揺れが収まった直後」
服装を変える最初のタイミングは、
揺れが完全に収まった直後です。
・上着を羽織る
・靴下を履く
・帽子やフードをかぶる
この初動で体温低下を防げるかが、その後を左右します。
■② 汗・濡れを感じたら即対応
冬でも地震時は、
・緊張
・移動
・抱き合う行動
で汗をかきやすくなります。
汗冷え・濡れは低体温の引き金になるため、
・インナーを替える
・上から乾いた衣類を重ねる
など、早めの対応が必要です。
■③ 夜間は「着替える前提」で考える
夜間の地震後は、
・暖房停止
・布団から出る
・床の冷え
が一気に重なります。
寝間着のままでは不十分なため、
外に出られる服装へ切り替える判断が安全です。
■④ 避難・移動を考えたら服装を更新
次を検討する時点で、服装は変えます。
・避難所へ行くか迷う
・余震が続いている
・屋外に出る可能性がある
「行くかどうか」ではなく、
行ける服装にしておくのが正解です。
■⑤ 高齢者・子どもは早めに対応
・寒さを訴えない
・自分で着替えない
高齢者や子どもは、服装変更が遅れがちです。
周囲が先に着せる・包む判断が必要です。
■⑥ 着替えがない時の代替策
着替えがなくても、
・毛布を巻く
・上着を重ねる
・段ボールで床冷えを防ぐ
ことで体温は守れます。
「着替えがないから我慢」は危険です。
■⑦ やらなくていい防災
・寒さを我慢する
・動く直前まで薄着のまま
・濡れているのに様子見
これらは、やらなくていい防災です。
服装は早めに変えるほど安全です。
■⑧ 今日できる最小行動
今日できる行動は一つ。
就寝時、すぐ羽織れる上着と靴下を枕元に置くこと。
これだけで、夜間地震の対応が大きく変わります。
■まとめ|冬の地震では「早めの着替え」が命を守る
冬の地震では、
服装を変えるタイミングが遅れるほどリスクが高まります。
結論:
揺れが収まったら、すぐ“動ける暖かい服装”に切り替える。
防災士として現場を見てきて、
助かった人ほど「寒くなる前に着替える判断」ができていました。

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