【防災士が解説】防災×冬|冬の避難所でエコノミークラス症候群

冬の避難所では、
寒さと環境の影響で長時間動かない状態が続きやすく、
エコノミークラス症候群のリスクが高まります。
静かに進行し、突然重症化する点が危険です。


■① 動かない時間が極端に増える

冬は、

・寒くて動きたくない
・床が冷たい
・居場所が固定されがち

といった理由で、座りっぱなし・寝っぱなしになりやすく、
血流が滞りやすい環境になります。


■② 水分不足が血液を濃くする

避難所では、

・喉が渇きにくい
・トイレを我慢しがち

なため、水分摂取が減ります。
その結果、血液が濃くなり血栓ができやすくなります。


■③ 厚着と姿勢が血流を妨げる

冬の避難所では、

・厚着
・膝を抱える姿勢
・足を動かさない座り方

が続きやすく、下肢の血流が悪化します。
服装と姿勢もリスク要因です。


■④ 初期症状が見逃されやすい

初期には、

・足のむくみ
・ふくらはぎの違和感
・軽い痛み

など、疲れと誤解されやすい症状が出ます。
見逃しが重症化につながるのが特徴です。


■⑤ 突然の呼吸困難につながる危険

血栓が肺に飛ぶと、

・急な息切れ
・胸の痛み
・意識障害

を起こすことがあります。
発症は突然で、命に関わります。


■⑥ 高齢者・持病のある人は要注意

・高齢者
・心臓・血管の持病がある人

は特にリスクが高く、
周囲の見守りが不可欠です。


■⑦ 予防は「動く・飲む・締めすぎない」

予防の基本は、

・こまめに足を動かす
・少量でも水分を取る
・締め付けすぎない服装

この3点です。
難しいことは必要ありません。


■⑧ やらなくていい防災

・寒いから一日中動かない
・水分を控えて耐える

これらは、やらなくていい防災です。


■⑨ 今日できる最小行動

今日できる行動は一つ。

1時間に一度、足首を動かす。

それだけで血流は変わります。


■まとめ|動かないことが最大のリスク

冬の避難所では、
「静かに過ごす」ことが安全とは限りません。

結論:
動くことは、命を守る行動。

防災士としての現場でも、
小さな動きを習慣にした人ほど重症化を防げていました。

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