冬の避難所では、
「横になっているのに眠れない」
「夜中に何度も目が覚める」
という声が多く聞かれます。
眠りの質が落ちるのは、環境と体の状態が重なった結果です。
■① 寒さが睡眠を分断する
冬の避難所では、
・床からの冷え
・夜間の気温低下
・毛布不足
により、体温が安定しません。
体が冷えると、深い眠りに入りにくくなります。
■② 周囲の物音が増えやすい
避難所では、
・人の出入り
・咳や話し声
・物を動かす音
が夜間も続きます。
普段より静かな環境に慣れている人ほど、
小さな音で目が覚めやすくなります。
■③ 照明が完全に消えない
安全確保のため、
・常夜灯
・非常灯
が点いたままになることが多く、
脳が「休んでいい」と判断しにくい状態になります。
■④ 日中に体を動かせていない
冬は、
・寒くて動かない
・同じ姿勢が続く
ため、身体的な疲労が不足します。
その結果、寝つきが悪く、眠りも浅くなります。
■⑤ 不安と緊張が抜けない
避難生活では、
・先が見えない不安
・情報不足
・気遣いの連続
により、交感神経が高ぶったままになります。
心が休めていない状態では、深い眠りは得られません。
■⑥ 体調不良が睡眠を妨げる
・冷え
・水分不足
・便秘
・痛み
などの小さな不調が積み重なり、
眠りを断続的に妨げます。
■⑦ 「眠れない」は異常ではない
避難所で眠りが浅くなるのは、
多くの人に起きる自然な反応です。
「自分だけおかしい」と思う必要はありません。
眠れないこと自体がストレスにならないことが大切です。
■⑧ やらなくていい防災
・無理に寝ようと頑張る
・眠れない自分を責める
これらは、やらなくていい防災です。
■⑨ 今日できる最小行動
今日できる行動は一つ。
寝る前に、体を温めて深呼吸を3回。
それだけでも、眠りに入りやすくなります。
■まとめ|眠りの質低下は環境のせい
冬の避難所で眠れないのは、
意志や気合の問題ではありません。
結論:
「眠りが浅い」のは異常ではない。
防災士としての現場でも、
眠りの質が落ちることを前提にケアした人ほど、
体調を崩しにくい傾向がありました。

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