冬の避難所では、
「なぜこんなに防寒具が足りないのか」と感じる場面が多くあります。
これは準備不足ではなく、構造的に起きやすい問題です。
■① 想定人数と現実が大きくズレる
多くの避難所は、
・地域住民の一部
・短期間利用
を想定して備蓄しています。
実際の災害では、
想定を超える人数と期間になりやすく、
防寒具が一気に不足します。
■② 冬物は保管スペースを圧迫する
防寒具は、
・かさばる
・重い
・保管に場所を取る
という特徴があります。
そのため、備蓄量が最小限になりやすいのが現実です。
■③ 配布が追いつかない
防寒具は、
・サイズ差
・性別差
・必要度の違い
が大きく、配布に時間がかかります。
結果として、
「あるのに届かない」状態が生まれます。
■④ 自宅から持ち出せない人が多い
冬の災害では、
・夜間
・吹雪
・余震
などの影響で、
着替えや防寒具を持たずに避難する人が多くなります。
避難所依存が高まり、需要が集中します。
■⑤ 優先順位が後回しになりやすい
災害直後は、
・食料
・水
・医療
が最優先になります。
防寒具は「後回し」にされやすく、
不足が表面化するのは少し後になります。
■⑥ 個人差が大きい問題
寒さの感じ方は、
・年齢
・体調
・服装
で大きく異なります。
一律配布では足りない人が必ず出ます。
■⑦ 「全員分ある」は現実的でない
避難所に、
全員分の十分な防寒具があるケースは稀です。
だからこそ、
個人の備えが重要になります。
■⑧ やらなくていい防災
・避難所に行けば何とかなる
・配布を待てば大丈夫
こうした考えは、やらなくていい防災です。
■⑨ 今日できる最小行動
今日できることは一つ。
普段使っている防寒具を、そのまま避難用と決めること。
それだけで、冬の不安は大きく減ります。
■まとめ|防寒具不足は前提で考える
冬の避難所で防寒具が足りないのは、
珍しいことではありません。
結論:
防寒具は「もらうもの」ではなく「持って行くもの」。
防災士としての現場経験でも、
自分の防寒を確保できた人ほど、
冷静に行動できていました。

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