冬の避難所生活で、見過ごされがちですが非常に大きな支えになったのが、「何もしない時間を責められなかった」ことです。行動し続けなくていい環境は、心と体を立て直すために不可欠です。
■① 冬は“動けない自分”を責めやすい
寒さと疲労が重なると、体は思うように動きません。それでも周囲が動いていると、「自分は怠けているのでは」と自分を責めてしまいがちです。この自己否定が、回復を遅らせます。
■② 休息が許されると回復が始まる
何もしない時間を責められないことで、「今は休んでいい」という安心が生まれます。心が緩むと、体も回復に向かいます。休息は消極的行動ではありません。
■③ 現場で見た“持ち直した瞬間”
現場では、周囲から急かされずに休めた人ほど、翌日以降の体調や表情が安定していきました。休める環境は、回復の前提条件です。
■④ 休む自由が長期避難を支える
冬の避難生活は短距離走ではなく、持久戦です。動き続けることより、回復できることの方が重要になります。休む自由は、全体の持続性を高めます。
■⑤ よくある誤解
「休む人がいると不公平」「皆が頑張っている」という考えは誤解です。人の回復速度は違い、休息は必要量も異なります。
■⑥ 個人でできる現実的な受け止め方
何もしない時間を取ったら、「これは回復の時間」と言葉にして自分に許可を出してください。短時間でも効果はあります。
■⑦ やらなくていい防災
常に役割を探したり、動き続ける必要はありません。休むことを正当化するのも、防災行動の一部です。
■⑧ 今日できる最小行動
今日できる行動は一つだけです。「今日は何もしない時間があってよかった」と一度言葉にしてみてください。
■まとめ|責められない休息が回復を生む
冬の避難所で何もしない時間を責められなかったことは、心の回復を支える大きな力になりました。休息は、次に動くための準備です。
結論:
冬の防災では、「何もしない時間」を認めることが回復と継続を支えます。
防災士として現場を見てきた経験から言えるのは、休息が尊重されていた避難所ほど、長期化しても人が折れにくかったということです。冬の備えは、休む自由まで含めて考えることが重要です。

コメント