冬の避難所生活で、「本当に助かった」と静かに評価が高いのが、医療職や保健師の巡回です。目立たなくても、早期の声かけと確認が、体調悪化と不安の連鎖を止めてくれます。
■① 冬は体調悪化が表面化しにくい
寒さの中では「我慢」が先に立ち、症状を訴えにくくなります。発熱や脱水、持病の悪化が見過ごされやすく、気づいた時には重くなっているケースも少なくありません。
■② 巡回は“早期発見”の要
医療・保健師が巡回し、短い声かけや視診を行うだけで、異変は早く見つかります。早期対応は、入院や重症化を防ぐ最短ルートです。
■③ 現場で見た安心の広がり
現場では、巡回が始まった後に「相談していいんだ」という空気が生まれ、無理をしていた人が体調を打ち明ける場面を何度も見てきました。安心は連鎖します。
■④ 心理的ハードルを下げる効果
自分から相談に行くのは勇気が要ります。巡回はそのハードルを下げ、「気づいてもらえる」環境を作ります。冬の長期避難では、この差が大きく出ます。
■⑤ よくある誤解
「軽い症状だから様子見」「忙しそうだから後で」という判断は危険です。冬は悪化が早く、後回しがリスクになります。
■⑥ 個人でできる現実的な向き合い方
巡回時には、些細でも気になることを一つ伝えてください。持病や服薬情報を簡単にまとめておくと、対応がスムーズになります。
■⑦ やらなくていい防災
専門知識で自分を診断しようとする必要はありません。判断は医療職に委ねるのが最善です。
■⑧ 今日できる最小行動
今日できる行動は一つだけです。自分や家族の「持病・服薬・注意点」を一行で書き出しておいてください。
■まとめ|巡回は見えない安全網
冬の避難所で医療・保健師が巡回してくれたことは、不安を減らし、重症化を防ぐ大きな支えになりました。早く気づき、早くつなぐ。その仕組みが命を守ります。
結論:
冬の防災では、医療・保健師の巡回は「対応」ではなく「予防の要」です。
防災士として現場を見てきた経験から言えるのは、巡回が継続していた避難所ほど、重症化や不安の訴えが少なかったということです。冬の備えは、医療につながる導線まで含めて考えることが重要です。

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