【防災士が解説】防災×冬|避難所で「窓や出入口の隙間風対策がされた」ことが体調を守った理由

冬の避難所生活で、意外と大きな差を生んだのが「窓や出入口の隙間風対策」です。暖房や毛布があっても、隙間風があるだけで体感温度は一気に下がり、体調と心の消耗を招きます。小さな対策が、大きな安心につながりました。


■① 隙間風は体感温度を一気に下げる

人は、同じ気温でも「風」があるだけで強い寒さを感じます。避難所の出入口や窓際は、冷気が流れ込みやすく、知らないうちに体温が奪われていきます。特に座った姿勢では影響が顕著です。


■② 暖房があっても寒い原因

「暖房が入っているのに寒い」と感じる避難所の多くは、隙間風が原因でした。温かい空気は上に逃げ、冷気が足元を冷やすため、体は常に冷やされ続けます。これは暖房の性能の問題ではありません。


■③ 隙間風対策がもたらす心理的効果

隙間が塞がれると、体感温度が上がるだけでなく、「ちゃんと守られている」という安心感が生まれます。現場では、段ボールやビニールで対策がされた直後に、不満の声が減ることも多くありました。


■④ 現場で効果が高かったシンプルな対策

段ボール、ブルーシート、ビニールカーテンなど、特別な資材でなくても十分効果がありました。重要なのは、冷気の通り道を遮る意識です。完璧を目指す必要はありません。


■⑤ よくある誤解

「寒いのは仕方ない」「我慢するしかない」という考えは不要です。隙間風は、対策できる寒さであり、放置する理由はありません。


■⑥ 個人でできる現実的な行動

避難所では、窓際や出入口付近を避けるだけでも体感温度は変わります。また、座る位置を少し変える、荷物で風を遮るといった工夫も有効です。


■⑦ やらなくていい防災

高性能な断熱資材を準備する必要はありません。使える物で、冷気の流れを止める意識があれば十分です。


■⑧ 今日できる最小行動

今日できる行動は一つだけです。自宅や職場で「風が入ってくる場所」を一度確認してみてください。寒さ対策の視点が一段深まります。


■まとめ|隙間風対策は“効く防寒”

冬の避難所で窓や出入口の隙間風対策がされたことは、体調悪化を防ぎ、安心感を生みました。小さな工夫ほど、効果は大きいのが現実です。

結論:
冬の防災では、隙間風対策は「地味だが最も効く防寒」です。

防災士として現場を見てきた経験から言えるのは、隙間風が抑えられた避難所ほど、「寒い」という訴えが明らかに少なかったということです。冬の備えは、風を止める発想まで含めて考えることが重要です。

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