冬の災害時、もっとも危険なのは「寒さ」。
特に停電が起こると暖房が使えず、室温が急激に下がります。
その中でも 最大の弱点が“サッシの隙間風” です。
冷気の侵入は体感温度を一気に下げ、
体調悪化・低体温症につながる重大なリスク。
この記事では、サッシの隙間風が冬の防災でなぜ危険なのか、
そして今すぐできる対策を防災士の視点で解説します。
■サッシの隙間風は“冬の災害リスク”を大きくする
窓は家の中でもっとも熱が出入りしやすい場所で、
冬の冷気侵入の約50〜70%はサッシから とされています。
冬の災害(停電・断水・暖房停止)が起こると…
● 室温が急低下する
● 暖房なしで体温が奪われる
● 高齢者や子どもは低体温リスクが高まる
つまり、サッシの隙間風を防ぐことは
“家の命を守る力を上げる行為”なのです。
■① なぜサッシは隙間風が入りやすいのか?
サッシは構造上、どうしても小さな隙間が生まれます。
● 経年劣化したゴムパッキン
● レール部分のわずかな段差
● 気密性が弱いアルミサッシ
● 建物自体の歪み
これらが重なることで、
目に見えない隙間から冷気が入り込みます。
特に古い住宅は、冬の体感温度が大幅に下がるほど
冷気の侵入口が多い傾向があります。
■② サッシ隙間風を放置すると起きる“冬の危険”
隙間風は単なる寒さの原因ではなく、
冬の災害時には命に関わるリスクを生むことがあります。
● 体温低下 → 低体温症の危険
● 暖房効率低下 → 電気代の増加
● 空気の乾燥悪化 → 風邪・インフルのリスク増
● 停電時の保温力が著しく低下
特に災害時は避難行動が遅れたり、
体調不良が深刻化しやすくなるため危険です。
■③ 今すぐできる“サッシ隙間風の防災対策”3選
冬の災害対策として、
最低限これだけは準備しておくと安心です。
● 防寒テープ(すきま風防止テープ)
最も効果が高く、コスパも最強。
窓枠のすきまに沿って貼るだけで防気密性が劇的に向上。
● レール部分の簡易断熱
段ボール・プラ板・パネルなどで
レールの“割れ目”部分を覆うと冷気が大きく減少。
● カーテンの防災仕様
冬は以下の組み合わせが非常に強力。
✔ 厚手カーテン
✔ 遮光カーテン
✔ さらに窓側に断熱シート
カーテンの二重化は、停電時の保温力を大きく上げます。
■④ 防災目線でおすすめの“サッシ補強アイテム”
防災士として特に推奨するのは以下の3つ。
● すきまテープ(モヘア・発泡ゴム)
● 断熱フィルム(窓全体の冷気遮断)
● 冷気ストッパー(窓下専用パネル)
これらを組み合わせると、
室温が2〜3℃上がったという例も多く、
冬の防災力は段違いに高まります。
■⑤ 貼り付け前に必ずやるべき“基本の3ステップ”
これをやるかどうかで、効果が変わります。
- サッシの汚れ・結露を完全に拭き取る
- 乾燥させてからテープを貼る
- 角部分は丁寧に圧着する
簡単ですが、密着性を大きく左右します。
■まとめ|サッシ隙間風を防ぐことは“冬の備えの最重要項目”
冬の災害は「寒さ」が最大の敵。
その寒さの大きな原因となるのがサッシの隙間風です。
● 冷気の侵入を抑える
● 停電時の室温低下を遅らせる
● 体調悪化リスクを下げる
● 電気代も節約できる
たった数百円の対策で、
家の防災力が大幅にアップします。
“隙間風を制する者は、冬の災害を制する”。
今日からできる簡単な対策で、
家族の命を守る冬の準備を始めましょう。

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