冬の停電は、暖房を失うだけでなく、情報・照明・水分補給など
あらゆる生活の土台を奪っていきます。
だからこそ重要になるのが 「電力の使い方」=電力配分戦略。
今回は、ポータブル電源を冬の災害で最大限活かすための
“電力の最適配分テクニック”を徹底解説します。
■① 電気毛布が“最強の省エネ暖房”である理由
冬の停電で一番使うべきは 電気毛布(弱)。
- 消費電力:20〜40W
- 電気毛布1枚で毛布3枚分の暖かさ
- ポータブル電源が5〜10時間もつ
ヒーターは数百W以上使うため、“一瞬でバッテリーが空”になります。
結論:電気毛布の使いこなしが、冬の生存率を左右する。
■② “使う時間帯を固定”するだけで電力が長持ちする
電力は 計画的に使うと寿命が2倍に なります。
おすすめの時間割はこちら:
- 朝(6〜8時) → スマホ充電・LED
- 昼(12〜15時) → できるだけ電気を使わない
- 夜(18〜22時) → 電気毛布・ランタン
- 深夜(22〜6時) → 電気毛布弱で体温維持
昼間は自然光を活用して“節電タイム”。
夜は“体温確保”に全振りします。
■③ LEDランタンの選び方で電力消費が激変する
冬の停電は日が短いので照明が必須。
しかし、照明を間違えると電源が枯れます。
正しい選び方:
- 電池式 or 充電式LED
- 省電力の白色LED
- 明るさは「中」で十分
- 2〜3個の小型ランタンを分散配置
部屋全体を照らす必要はなく、
“手元が見えれば十分” が防災の鉄則です。
■④ スマホは“必要最低限のアプリだけ”に絞る
冬の災害でスマホは命綱。
- 災害情報
- 停電情報
- 避難所開設情報
- 家族との連絡
しかし動画アプリやSNSを開くと、
電池が一気に消えます。
災害時に使うアプリは4つだけに固定:
- Yahoo!防災
- ウェザーニュース
- LINE
- X(情報収集用)
これだけで電池消費が大幅に減ります。
■⑤ ポータブル電源の“残量30%ルール”
防災士として現場で痛感しているのが、
電源残量が30%を切ったら節電モードへ移行する ということ。
- 電気毛布 → 弱のみ
- スマホ充電 → 1台ずつ
- ランタン → 1つのみ使用
- 小型ヒーター → 完全停止
残量がゼロになると、避難判断が遅れます。
■⑥ カセットコンロと併用すると電力持続が“3倍”に
電力だけで生活すると、すぐに限界が来ます。
だからこそ必須なのが カセットコンロ。
- 温かい食事が作れる
- お湯が沸く
- 湯たんぽが作れる
- 精神が安定
お湯があるだけで
体温維持力が劇的に向上する事実 を現場で何度も見てきました。
■⑦ “充電のチャンス”を絶対に逃さない
冬の停電では、
突然「一時復旧」することがあります。
- 5分
- 10分
- 30分
短時間の復旧でも ポータブル電源だけは最優先で充電 してください。
理由は簡単で、
再び停電したときの生命線になるから。
■⑧ 失敗例から学ぶ|“やってはいけない電力の使い方”
冬の災害支援で、よく見かける失敗がこちら:
- ヒーターを長時間使う
- 明るさMAXでランタンをつける
- 動画を見続けてスマホが切れる
- 電源を常にコンセントに挿しっぱなしで放電
- 電源残量ゼロまで使用
こうした行動は 停電48時間を乗り切れない典型例。
■まとめ|冬の停電で“電力配分が上手い家庭”は生存率が高い
結論:
冬の災害では、ポータブル電源は使い方次第で寿命が2〜3倍に伸びる。 電気毛布・LED・スマホの3つを最優先に配分せよ。
防災士として現場で強く感じるのは、
「電力配分が上手い家庭は避難判断も早く、命が守られやすい」という事実。
家族の命を守るために、
今日から “電力の使い方” を家庭で話し合ってみてください。

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