冬の朝は、外気温が最も低くなる時間帯。
特に早朝4〜7時は、室温が大きく下がり、体が寒さに強いストレスを受けることで、体調不良や事故が増える「危険な時間帯」です。
ここでは、防災士の視点で“早朝の冷え込み”に潜む家庭内のリスクと、今日からできる簡単な防災対策をわかりやすく解説します。
■① 明け方は“心臓・血圧のトラブル”が最も増える時間帯
冬の早朝は救急搬送が増えます。理由は次の通りです。
● 室温が最も低くなる
● 体温が睡眠中に下がっている
● 起床直後は血圧が急上昇しやすい
● トイレ・洗面所との寒暖差が大きい
この条件が重なり、次のリスクが発生します。
● ヒートショック
● 心筋梗塞
● 脳卒中
● めまい・ふらつき
● 急な動悸・息苦しさ
特に50歳以上・高血圧・生活習慣病がある人は要注意です。
■② 起床時の“寒暖差ショック”が危険
布団の中:30℃前後の暖かさ
部屋の空気:10℃以下になる家庭も多い
この温度差によって、起きた瞬間に血圧が急上昇します。
身体がまだ目覚めていない状態で立ち上がると…
● 立ちくらみ
● 心臓への負担
● 一時的な意識低下
冬の朝に事故が多い最大の理由が、この“急激な温度変化”です。
■③ トイレ・洗面所が最も危険スポット
多くの家庭で最も寒い場所は、寝室ではなく トイレと洗面所。
● 床が冷たい
● 暖房が無い
● 着替えで体温が下がる
これらが重なり、ヒートショックの多発ポイントになります。
特に早朝のトイレは、冬の家庭内で最も危険な行動の一つと言えます。
■④ 早朝の冷え込みを防ぐための“冬の防災対策”
防災士として推奨する対策はこちら。
● 起きる1時間前に暖房を予約運転
→ 室温が15〜18℃に保たれるだけで事故リスクが激減。
● 電気毛布は「弱」設定で一晩中利用
→ 布団の中と外の温度差が縮まり、急激な冷えを防ぐ。
● トイレ・洗面所に小型ヒーター
→ ヒートショック対策として最も効果的。
● 起きた直後はすぐ動かない
→ 布団の中で手足を動かし、体温をゆっくり上げる。
● コップ1杯の白湯
→ 血流が改善し、心臓への負担を和らげる。
● 朝の着替えは“重ね着”が基本
→ 下着+薄手のインナーで体温を逃がさない。
■⑤ 子ども・高齢者は“早朝の冷え”の影響を受けやすい
● 子どもは体温調節が未熟
● 高齢者は寒さに気づきにくい
● 血圧変動に弱い
そのため事故や体調不良のリスクが高く、必ず対策が必要です。
特に高齢者は「寒さを感じにくい」のに身体はダメージを受けているため、家族が温度管理をしてあげることが重要です。
■⑥ まとめ|“冬の朝を制する家は、事故を防げる”
早朝の冷え込みは、冬の隠れた家庭内災害です。
✔ 起床1時間前の暖房予約
✔ 寝室の温度は15〜18℃
✔ トイレ・洗面所を暖める
✔ 起きてすぐ動かない
✔ 子ども・高齢者は特に注意
冬の事故は「寒さが原因」で起きます。
寒さ対策を“防災の一部”として取り入れることで、家族の命を守ることができます。
今日から、朝の温度管理を見直してみてください。

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