冬の災害リスクの中でも、最も危険度が高いのが 深夜(真夜中)の停電。
気温が急低下する時間帯に暖房が完全に停止し、しかも家族全員が寝ていて気づかない――
この状況は、冬の防災において“最悪のコンディション”です。
深夜停電は、
✔ 体温低下(低体温症)
✔ 暗闇の中での転倒・事故
✔ 暖房器具の復旧遅れ
など、命に直結するリスクを伴います。
この記事では、深夜停電に強い家づくりと、寝る前に必ずやっておくべき対策を解説します。
■なぜ“深夜停電”は冬に最も危険なのか?
● ① 最低気温帯に近く、室温が一気に下がる
冬の深夜〜明け方は外気温が最も低く、
暖房が止まると10分で寒さを感じ、30〜60分で室温が10℃近く下がる ことも。
● ② 睡眠中で気付かない
停電に気づくのは、
・寒さで目が覚めたとき
・朝になって暖房がつかないと気付いたとき
のどちらか。
対処が遅れる分、身体への負荷は大きくなる。
● ③ 暖房器具が再起動しない場合がある
エアコン、給湯器、電気毛布などは停電復旧後も再起動しないケースがある。
→ 朝まで冷え切ったままというリスクが高い。
■深夜停電を生き抜く“寝る前の防災”
● ① 寝室の暖かさを最大値でキープ
停電中は「室温の維持」が命を守る鍵。
やること:
- 窓に断熱シート・毛布・段ボール
- カーテンを二重に
- ドアの隙間にタオル
- ベッド下にアルミマット
これだけで室温低下を 3〜5℃抑制 できる。
● ② 深夜でも使える“電源不要の暖房”をセット
枕元に:
- 湯たんぽ
- 充電式カイロ
- カイロ複数個
- アルミブランケット
電気毛布は停電で使えないため、
自力で発熱し続ける物を必ず用意。
● ③ 真っ暗になる前提で照明を常備
- LEDランタン
- ヘッドライト
- 手回しライト
深夜停電は家の中が完全に真っ暗。
トイレ・階段・子どもの様子確認で 転倒・ケガ が多発するため、
ライトは枕元に置くこと。
■深夜停電後の朝に困るポイントと対策
● ① 給湯器が動かない → 前夜にお湯を確保
- ポット満タン
- 魔法瓶にお湯を保存
- 顔・手洗い・朝食準備がスムーズ
● ② 室温が10℃以下の危険な状態に
起床直後は、まず体を温める行動を優先:
- 布団の中でカイロを温める
- 厚手の上着を布団の中で温めてから着る
- 首・手首・足首を重点的に保温
● ③ 暖房が復旧してもすぐに家が暖まらない
停電で冷え切った家は、
通常より 2〜3倍の時間 をかけて暖房が効く。
→ 朝は「寒い前提」で行動スケジュールを。
■深夜停電に備えた“家の防災装備”一覧
- モバイルバッテリー(2〜3台)
- LEDランタン(寝室・リビング・玄関用)
- 断熱カーテン・隙間テープ
- アルミブランケット
- カセットストーブ(※換気必須・一酸化炭素警報器も)
- 湯たんぽ・カイロ大量
- 魔法瓶
- 停電情報アプリ
■まとめ:深夜停電は“気づかない寒冷リスク”が最大の敵
深夜の停電は、
✔ 気温が最も低い
✔ 暖房が止まる
✔ 睡眠中で対応が遅れる
という3つの要因が重なるため、
冬の防災として最優先で準備すべきテーマ。
今日からできること:
- 寝室を断熱化
- 枕元に暖房アイテム
- ランタン常備
- お湯を夜のうちに準備
これだけで、深夜停電の“命のリスク”は大きく下げられます。

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