【防災士が解説】防災×冷房故障|危険な室温の目安と判断基準

夏の災害や猛暑で起きやすいのが、冷房の故障や停止です。「扇風機があるから大丈夫」「夜になれば下がる」という判断が、熱中症を招くことがあります。冷房が使えない状況での危険な室温の目安と、取るべき判断基準を整理します。


■① 冷房が止まると室温は急上昇する

真夏の室内は、日射や蓄熱で外気以上に温度が上がります。特に集合住宅や最上階は上昇が早くなります。


■② 危険な室温の目安を知る

室温が28℃を超え、湿度が高い状態は熱中症リスクが急上昇します。30℃以上が続く場合は、明確な危険域です。


■③ 夜間も安全とは限らない

夜でも室温が下がらない「熱帯夜」は、体温が下がらず症状が進行します。就寝中の発症が多い点が特徴です。


■④ 扇風機だけでは限界がある

扇風機は体感を下げるだけで、体温を下げる効果は限定的です。高温多湿では逆効果になる場合もあります。


■⑤ 高齢者・子どもは特に危険

暑さを自覚しにくく、水分摂取も遅れがちです。周囲が先に判断する必要があります。


■⑥ 室温が下がらない時は環境を変える

窓を開ける、日射を遮る、冷房のある場所へ移動するなど、場所を変える判断が重要です。


■⑦ 防災士から見た実際に多かった失敗

現場で多かったのは、「修理が来るまで我慢した」ケースです。数時間で体調を崩し、救急要請につながっていました。


■⑧ 今日できる最小の備え

温度計を一つ設置し、数値で判断できる環境を作ってください。感覚に頼らないことが重要です。


■まとめ|冷房が使えない時は数値で判断する

暑さは感覚より数値で判断する方が安全です。我慢は危険を見逃します。

結論:
冷房故障時は「室温が危険域に入る前に行動を変える判断」が命を守ります。

防災士として現場を見てきた中で感じたのは、被害を防げた人ほど「数値を見て早く移動していた」という点です。設備に頼れない前提で環境を変える自律型避難の意識が、夏の室内熱中症から命と健康を守ります。

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