【防災士が解説】防災×出水期|家庭でできる「5分防災訓練」が命を分ける理由

出水期の防災訓練というと、地域で集まって行う大規模訓練を思い浮かべがちです。しかし実際の豪雨災害では、自宅にいる時間帯や夜間に被災するケースが多く、「家庭内でどう動けるか」が生死を分けます。出水期こそ、家庭で完結する防災訓練が重要です。


■① 出水期災害は「突然・夜間・在宅」で起きやすい

豪雨や河川氾濫は、深夜や早朝に発生することが少なくありません。避難所へ行く前に、自宅で判断を迫られる時間が必ず発生します。外で行う訓練だけでは、この現実に対応できません。


■② 家庭内訓練は「避難」より「判断」が目的

出水期の防災で最も重要なのは、「今、動くべきか」「家に留まるべきか」を判断する力です。家庭内訓練では、実際に避難する必要はありません。判断基準を共有することが最大の目的です。


■③ 5分でできる家庭内防災訓練とは

難しいことは不要です。
・ハザードマップを一緒に見る
・自宅周辺で水が集まりやすい場所を確認
・停電したら何を使うか話す
これだけで立派な防災訓練になります。時間は5分で十分です。


■④ 出水期は「家の弱点」を洗い出す

家庭内訓練で確認すべきは、
・低い出入口はどこか
・排水溝や側溝の位置
・浸水したら使えなくなる部屋
こうした視点です。被災後に気づく人が非常に多いポイントでもあります。


■⑤ 子ども・高齢者が理解できる言葉で伝える

専門用語は不要です。
「水が来たらここは危ない」
「この音がしたら2階に行く」
短く、具体的に伝えることが、出水期防災では最も効果的です。


■⑥ 出水期は「避難しない訓練」も正解

豪雨時は外に出ることで命の危険が増す場合があります。在宅避難を想定した訓練、停電・断水を前提にした行動確認も立派な防災訓練です。


■⑦ 家庭内訓練は継続しやすい

地域訓練は年1回でも、家庭内訓練は何度でもできます。天気予報で大雨が予想された日に5分話す。それだけで防災力は確実に積み上がります。


■⑧ 出水期防災は「できること」を積み重ねる

完璧な訓練は必要ありません。できる範囲で、できる人が、できる形で行う。それが出水期防災の現実解です。


■まとめ|出水期防災は家庭から始まる

出水期災害では、行政の支援が届く前に家庭での判断が求められます。

結論:
出水期の防災訓練は、家庭で5分行うだけでも命を守る力になる。
防災士として被災地を見てきましたが、助かった家庭ほど「事前に話していた」共通点がありました。出水期は、家庭内訓練こそ最強の備えです。

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