災害発生から最初の24時間は、その後の安全と生活の質を大きく左右します。被災地での対応経験から実感したのは、「何を先にやるか」を間違えると、被害が拡大しやすいという現実でした。限られた時間と体力を、最も効果的に使うための行動優先順位を整理します。
■① 身の安全を最優先で確保する(0〜10分)
揺れや衝撃が続く間は、まず命を守る行動を取ります。現場では、無理に動いて落下物に巻き込まれた例を多く見てきました。揺れが収まるまで安全な場所で待機し、二次災害の兆候がないか確認します。
■② 家族・周囲の安否確認(10〜30分)
自分の安全が確保できたら、家族や近くの人の安否を確認します。被災地では、早い段階で安否確認ができた家庭ほど、無駄な捜索や移動をせずに済んでいました。
■③ 火災・二次災害の防止(30分〜1時間)
通電火災やガス漏れは、発災直後から数時間以内に多発します。現場では、ブレーカー遮断や火の元確認を早めに行った家庭ほど、被害を防げていました。
■④ 情報収集と状況把握(1〜3時間)
正確な情報を集めることが、その後の判断を左右します。被災地では、デマに振り回されず、ラジオや公式情報を基に行動できた人ほど、安全な選択ができていました。
■⑤ 避難するか留まるかを判断する(3〜6時間)
建物の安全、周囲の被害状況、今後の危険を総合的に判断します。現場では、この段階で早めに避難を決断した人が、結果的に安全を確保できていました。
■⑥ 水・食料・トイレの確保(6〜12時間)
生活維持の準備は早いほど楽になります。被災地では、最初の半日で水とトイレを確保できた家庭ほど、精神的な余裕がありました。
■⑦ 体力温存と休息を意識する(12〜24時間)
初日は緊張状態が続きますが、無理は禁物です。現場では、初日に動き過ぎて翌日以降に体調を崩す人を多く見てきました。睡眠と水分補給を意識することが重要です。
■⑧ 24時間は「生き延びる行動」に集中する
発災後24時間は、復旧や片付けを急ぐ時間ではありません。被災地で学んだのは、「命を守り、体力を残す」行動に集中した人ほど、その後の生活再建が早かったという事実です。

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