防災の場で、よく聞く言葉があります。
「みんなが納得してから」
「合意が取れてから」
しかし、災害は合意を待ってくれません。
防災に必要なのは、全員一致ではなく、動ける合意です。
■① 全員一致は現実的ではない
年齢、体力、家族、価値観。
地域の全員が同じ判断をすることはありません。
全員一致を目指すほど、行動は遅れます。
■② 防災の合意は「60点」で十分
完璧な計画より、
動ける計画。
全員が納得しなくても、
一定数が動ければ被害は減ります。
■③ 反対意見は「敵」ではない
反対や不安の声は、
現実的な課題を教えてくれます。
無視すると、いざという時に破綻します。
■④ 合意形成のゴールは“行動”
話し合いの目的は、
納得することではなく、
次に何をするかを決めることです。
■⑤ 決めすぎない勇気
災害は想定通りに起きません。
余白を残した合意が、
現場での判断を助けます。
■⑥ 合意は「更新されるもの」
一度決めたら終わりではありません。
状況が変われば、見直す。
この柔軟さが、共存型防災を支えます。
■⑦ 少数の行動が流れを作る
最初に動いた人。
声をかけた人。
この少数が、結果として多くの人を救います。
■⑧ 合意形成は日常から始まる
災害時だけの話し合いでは遅い。
普段の会話、行事、雑談。
そこで築いた関係が、非常時に生きます。
■まとめ|防災に必要な合意の形
防災は民主的である必要はあります。
しかし、
慎重すぎて動けない防災は、命を守れません。
結論:
防災の合意は「全員一致」ではなく「動ける一致」
防災士として現場で感じるのは、
被害を減らしている地域ほど、
決断が早く、完璧を求めていないという事実です。
合意形成とは、止まらないための知恵なのです。

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