大きな災害が起きたとき、
すべての人が避難所へ行くわけではありません。
実際には
在宅避難を選ぶ(選ばざるを得ない)家庭が多く存在します。
今回は、防災士の視点から
「在宅避難に強い家」の共通点を整理します。
■① 在宅避難は「生活が止まらないか」が分かれ目
在宅避難で最初に直面するのは、
- 家事が回らない
- 生活音・ストレスが増える
- 家族の不満が溜まる
という生活崩壊リスクです。
建物の被害が軽微でも、
生活が破綻すれば避難所に移動せざるを得なくなります。
在宅避難の成否は、
家が回るかどうかで決まります。
■② 「片付いている家」は避難所になれる
在宅避難では、
自宅そのものが避難所になります。
- 床に物がない
- 物の定位置が決まっている
- 必要な物がすぐ出てくる
この状態ができていないと、
- ケガのリスクが増える
- ストレスが跳ね上がる
- 家族間トラブルが起きる
日常の片付けは、
そのまま安全確保の防災行動です。
■③ 「音・匂い・汚れ」が心を壊す
長期の在宅避難で
最もダメージを受けるのは心です。
- 足音や生活音
- 排水やゴミの臭い
- 掃除できない不快感
これらが積み重なると、
小さなことで爆発します。
防災とは、
不快を減らす設計でもあります。
■④ 自律型で動ける家族が強い
在宅避難では、
誰か一人に負担が集中すると破綻します。
- 子どもが自分で準備できる
- 家族それぞれが役割を持つ
- 指示がなくても動ける
これは普段の生活でしか育ちません。
在宅避難に強い家庭は、
日常から自律型です。
■⑤ まとめ|在宅避難は「暮らしの設計」で決まる
在宅避難は特別な技術ではありません。
- 片付いている
- 家事が簡単
- 生活音が少ない
- 家族が自分で動ける
この状態を作れているかどうか。
防災グッズより先に、
暮らしの仕組みを整えることが
最大の在宅避難対策です。
今日ひとつ、
「なくても困らない物」を減らすところから始めてみてください。

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