夏の防災でほとんど注目されないのが、食欲低下です。被災現場では、暑さによる食事量の減少が体力と判断力を確実に削り、避難や行動の遅れにつながっていました。防災×夏は、食べられていない状態を危険信号として扱う必要があります。
■① 夏は食べないことが当たり前になる
暑さで食欲が落ち、食事量が減るのは夏では普通のこととして受け止められがちです。異常が異常として認識されません。
■② エネルギー不足は判断力を直撃する
食事量が減ると、脳に必要なエネルギーが不足します。考える力と決断力が確実に落ちます。
■③ 「水だけ」で済ませがちになる
夏は水分補給だけに意識が向き、栄養が後回しになります。水分だけでは体力は維持できません。
■④ 空腹感が麻痺する
高温環境では空腹を感じにくくなります。気づいた時には、すでに体力が落ちていることがあります。
■⑤ 食べていないと動くのが億劫になる
体が重く感じ、準備や移動を先延ばしにします。これが初動遅れにつながります。
■⑥ 子ども・高齢者ほど影響が出やすい
自分で食事管理が難しい人ほど、エネルギー不足が深刻化します。周囲が気づきにくい点が問題です。
■⑦ 災害時はさらに食べられなくなる
暑さ・緊張・不安で食事が取れず、体力低下が一気に進みます。夏の災害は消耗が早いのが特徴です。
■⑧ 夏の防災は「食べられているか」を確認する
量よりも、エネルギーを摂れているかが重要です。食事は防災行動の一部です。
■まとめ|夏の防災は体力低下から始まる
食欲低下は小さな変化ですが、判断力と行動力に直結します。夏はここから崩れます。
結論:
防災×夏では、「ちゃんと食べているか」を命のチェック項目として扱うことが重要です。
防災士として現場を見てきましたが、食事を取れていた人ほど冷静に行動できていました。夏の防災は、水分対策だけでなく「エネルギーを入れ続けること」まで含めて完成します。

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