【防災士が解説】防災×大雪|大雪時に「このくらいなら大丈夫」と言い始めたら危険なサイン

大雪の場面で、
人が最初に口にする危険な言葉があります。
それが
「このくらいなら大丈夫」です。
この一言は、多くの事故の直前に必ず出てきます。


■① 「このくらい」は人によって違う

大雪時の「このくらい」は、
・昨日との比較
・例年との比較
・他人の行動との比較
で作られます。
しかし自然災害に、主観的な基準は通用しません。


■② 実際に多い事故直前の言葉

過去の事例を振り返ると、
・「思ったより積もってない」
・「まだ行けそう」
・「もう少し様子を見よう」
といった言葉の直後に、事故が起きています。
判断が緩んだ瞬間です。


■③ 大雪は「限界を超えた瞬間」に牙をむく

雪は、
・ある量を超える
・ある時間を超える
と、一気に危険度が跳ね上がります。
その境目は、事前には分かりません。


■④ 比較思考が判断を狂わせる

「去年より少ない」
「他の地域よりまし」
という比較は、
今いる場所・今の時間の危険を正しく見えなくします。
比較した瞬間に、防災判断は弱くなります。


■⑤ 助かった人は「このくらい」を使わない

被害を免れた人は、
「このくらい」という言葉を使っていません。
代わりに、
「警戒が出ているからやめる」
と、客観情報だけで判断しています。


■⑥ 家族で共有したい危険ワード

家庭内で、
誰かが
「このくらいなら…」
と言い始めたら、
それは止まる合図です。
言葉が出た時点で、判断を切り替えてください。


■⑦ 「大丈夫」という言葉は確認ではない

大丈夫かどうかは、
感じるものではなく、
条件で決めるものです。
予報・警戒情報・時間帯。
これ以外は判断材料になりません。


■⑧ 迷ったらこの判断|「このくらい」はアウト

大雪時に、
「このくらいなら大丈夫」と思ったら、
それは行動を止めるサインです。
自分の感覚を信じないことが、命を守ります。


大雪災害では、
危険は音もなく近づきます。
その前兆が、
「このくらいなら」という言葉です。
聞こえたら、止まる。
それが、生き残るための判断です。

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