【防災士が解説】防災×大雪|JPCZによるドカ雪の仕組みと週末に取るべき行動

23日夜から25日にかけて、日本海側を中心に再び「ドカ雪」のおそれが高まっています。原因は、JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)による活発な雪雲の流入です。すでに大雪となっている地域では、さらなる災害リスクが重なるため、これまで以上に慎重な行動が求められます。


■① JPCZとは何か|なぜ短時間で大雪になるのか

JPCZ(Japan Sea Polar air mass Convergence Zone)は、日本海上で風と風がぶつかり合い、雪雲が線状に発達する現象です。
いわば「雪の線状降水帯」で、一度かかると同じ地域に雪雲が次々と流れ込みます。

・短時間で積雪が急増する
・市街地でも一気に雪が積もる
・予測が難しく、対応が遅れやすい

これが「ドカ雪」と呼ばれる所以です。


■② 今回の大雪の特徴|週末に警戒すべきポイント

今回のJPCZは、23日夜から発生し、特に24日午後から夜にかけてピークを迎える見通しです。

・北陸、岐阜県周辺で降雪が集中
・市街地でも40~60cmの積雪のおそれ
・山沿いでは48時間で1m以上の可能性

すでに積雪が多い地域では、「重ね雪」による被害拡大が懸念されます。


■③ 想定される主な災害リスク

JPCZによる大雪では、以下の複合災害が起こりやすくなります。

・車の立往生や長時間の渋滞
・ホワイトアウトによる事故
・なだれの発生
・除雪作業中の転落・巻き込まれ事故
・停電や物流の遅延

特に、除雪作業中の事故は毎回多発します。


■④ 不要不急の外出を控える判断が命を守る

大雪時の基本行動は明確です。

・不要不急の外出は控える
・移動は「今でなくてよいか」を考える
・仕事や用事は事前に調整する

「少しだから大丈夫」という判断が、立往生や事故につながるケースは非常に多く見られます。


■⑤ やむを得ず外出する場合の備え

どうしても外出が必要な場合は、事前準備が不可欠です。

・燃料は満タンに
・防寒具、手袋、長靴を着用
・車内に毛布、飲料、非常食を準備
・スコップや簡易脱出用具を積載

「車内で数時間動けない」前提で考えることが重要です。


■⑥ 除雪作業で最も多い事故パターン

大雪後に多いのが、除雪中の事故です。

・屋根雪の落下に巻き込まれる
・脚立や屋根からの転落
・用水路への転落

一人作業を避け、声かけや安全確認を行い、無理な作業は中断する判断も必要です。


■⑦ 停電・孤立を想定した在宅備え

大雪は、停電や孤立を引き起こす可能性があります。

・照明(懐中電灯、ランタン)
・モバイルバッテリー
・暖を取る防寒具
・数日分の食料と水

「家にいれば安全」とは限らないため、在宅でも備えを確認しておくことが大切です。


■⑧ まとめ|大雪時は「動かない防災」が最善

JPCZによるドカ雪は、短時間で状況が一変します。

・予報をこまめに確認する
・早めに行動を決める
・無理に動かない

この判断が、命と生活を守ります。
週末にかけては、最大級の警戒を続けてください。

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