【防災士が解説】防災×女性消防職員|JFFW交流会から考える“組織の耐災害力”

消防の現場は、
体力・判断力・連携力が求められる世界です。

その中で、
女性消防職員の活躍は年々広がっています。

今回は、愛知県岡崎市で開催された
第29回JFFW交流会をきっかけに、

「防災×女性消防職員」
という視点で考えます。


■① JFFW交流会とは何か

全国の女性消防職員が集まり、

・現場経験
・組織内での役割
・出産や育児との両立
・キャリア形成

について語り合う場です。

スローガンは

「One Stop!自分らしく夢に向かって Don’t Stop!思いを伝えよう!」

約150名が参加。

これは単なる交流会ではなく、
組織の未来を考える場です。


■② なぜ今、女性消防職員が重要か

災害対応は多様化しています。

・高齢者対応
・要配慮者支援
・女性被災者の心理的ケア
・避難所環境の改善

現場では、
「女性職員だからこそ気づける視点」があります。

実際、避難所運営では

・更衣スペース
・トイレ環境
・授乳スペース

などの配慮が重要になります。


■③ 被災地で見えた“本当のニーズ”

私は被災地派遣(LO)として
現地自治体と連携した経験があります。

避難所では、

「女性職員がいてくれて安心した」

という声が何度もありました。

物資よりも、
“安心感”が求められる場面がある。

これは現場でしか分からない事実です。


■④ ワークバランスは防災力

消防は24時間体制。

出産・育児・介護との両立は簡単ではありません。

しかし、

産前産後休暇や復職支援が整うことは
“個人の問題”ではありません。

組織の持続力=耐災害力に直結します。

人材が続かない組織は、
災害にも弱い。

これは消防に限らず、
すべての防災組織に共通します。


■⑤ 女性消防職員が増える意味

消防の本質は、

命を守ること。

その方法は一つではありません。

体力だけでなく、

・調整力
・説明力
・心理的配慮
・コミュニケーション力

これらも重要な戦力です。

多様な人材がいる組織は、
柔軟で強い。


■⑥ 組織の変化は現場から

交流会では、

「改善に前向きに取り組む姿勢」

が印象的だったと報告されています。

制度は上から変わるものではなく、
現場の声から変わる。

防災の現場も同じです。


■⑦ 家庭・地域にとっての意味

女性消防職員の活躍は、

子どもや若者にとって
「将来の選択肢」を広げます。

地域防災の裾野が広がることは、
将来の被害軽減につながります。


■⑧ 今日の視点

防災は、

物資だけではなく
“人の力”で成り立っています。

誰が現場に立つのか。

誰が組織を支えるのか。

多様性は、
備えの一部です。


■まとめ|組織が強いと、地域も強い

女性消防職員の活躍は、

個人の挑戦ではなく、
地域防災の進化です。

現場経験を重ね、
組織が柔軟に変わり続ける。

それが、

災害に強い社会をつくります。

防災は「人づくり」。

その視点を忘れないことが、
最大の備えです。


■出典
雑誌「近代消防」全国消防最前線(第29回JFFW交流会 in 岡崎)

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