【防災士が解説】防災×家庭でできる燃料備蓄⑤|薪という“究極の長期戦燃料”

家庭でできる燃料備蓄の中で、
最も原始的で、最も長期戦に強いのがです。

電気も、ガスも、流通も止まったあと。
それでも最後に残るのが薪です。


■① 薪はなぜ「究極の非常用燃料」なのか

薪の強さは、とても単純です。

・自然素材
・電源不要
・構造ゼロ
・劣化しにくい

文明が止まっても使える。
この一点で、薪は別格です。


■② 災害時に薪が役立つ場面

薪は効率重視の燃料ではありません。
しかし、次の場面で確実に力を発揮します。

・煮炊き
・湯沸かし
・簡易暖房
・長期停電時の生活維持

特に、
1週間以降の後半戦で存在感が出ます。


■③ なぜ薪は「最後まで残る」のか

災害が長期化すると、

・ガスは尽きる
・燃料は流通しない
・電源は復旧しない

という状況が現実になります。

その中で薪は、

・保管していれば確実に使える
・流通に依存しない
・代替が効く(枝・端材など)

という理由で、
最後まで生き残る燃料になります。


■④ 家庭ではどのくらい備えればいいか

家庭防災としての現実的な量。

・薪 1束〜2束
・段ボール数箱分

これだけで、
「完全に火が使えない」状態は避けられます。

大量備蓄は不要です。


■⑤ 専用設備がなくても使える理由

薪は、

・焚き火台
・七輪
・かまど
・耐火ブロック+金網

など、
簡易な構成で使用可能です。

防災専用品でなくても成立します。


■⑥ 注意点(必ず守ること)

薪は便利な反面、危険もあります。

・屋内使用は原則NG
・一酸化炭素中毒に注意
・火の粉・延焼リスク管理
・消火用の水を必ず準備

安全に使える環境でのみ使用する。
これが絶対条件です。


■⑦ 薪と他燃料の役割分担

燃料は段階で使い分けます。

・カセットボンベ:初動
・固形燃料:中継
・炭:長期
・薪:最終ライン

薪は「最後に残す燃料」です。


■⑧ 薪は“人類が選び続けた答え”

薪は古い燃料です。

しかしそれは、
人類が何千年も生き延びてきた方法でもあります。

便利ではない。
効率も高くない。

それでも、
必ず使える


■まとめ|長期戦を生き抜くための最終燃料

薪は、
日常では出番が少ない燃料です。

だからこそ、

・長期戦
・復旧が遅れる災害
・孤立リスク

において、価値が跳ね上がります。

結論:

家庭でできる燃料備蓄には、 「文明が止まっても使える燃料」を一つ残す。

薪は、その条件を満たす
最も原点的で確実な選択肢です。

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