【防災士が解説】防災×家庭でできる燃料備蓄⑧|プロパンガスという“最強クラスの在宅エネルギー”

家庭でできる燃料備蓄の中で、
災害に最も強いインフラの一つがプロパンガス(LPガス)です。

目立ちませんが、
現場目線では「止まりにくさ」が別格です。


■① プロパンガスが防災に強い理由

プロパンガスの最大の特徴はこれです。

・分散型インフラ
・各家庭に独立した貯蔵
・配管距離が短い
・復旧が早い

都市ガスのように
「一箇所壊れると全滅」になりにくい。

この構造自体が防災です。


■② 災害時に本領を発揮する場面

過去の災害でも共通しています。

・地震
・豪雨
・停電

これらが起きても、

プロパンは使えた家が多い

という現実があります。

理由は単純で、
ガスが「その家の敷地内」にあるからです。


■③ なぜプロパンは“長期戦向き”なのか

災害が長期化すると重要になるのは、

・復旧スピード
・代替手段
・補給のしやすさ

プロパンは、

・ボンベ交換で復旧
・仮設供給が可能
・発電機や炊き出しにも転用

という点で、
長期戦に非常に強い燃料です。


■④ 家庭ではどの程度の備えになるか

一般的な家庭用プロパンは、

・50kgボンベ
・20kgボンベ

が設置されています。

これ1本で、

・調理
・給湯
・暖房(対応機器)

数週間〜1か月以上支えることもあります。


■⑤ 停電しても使える理由

重要なポイント。

・ガス自体は電気不要
・点火は乾電池・手動可の機器あり

つまり、

停電=即アウトではない

ここが大きな強みです。


■⑥ 注意点(ここは冷静に)

万能ではありません。

・配管・機器破損時は使用不可
・地震後は必ず安全確認
・ガス漏れ点検が最優先

「使えるかどうか」の判断を
自分で行わないことが重要です。


■⑦ 他燃料との役割分担

プロパンは主力ですが、併用が前提です。

・プロパン:在宅の主軸
・カセットボンベ:補助・屋外
・炭・薪:最終ライン

一本足にしないのが防災です。


■⑧ プロパンは「生活を続ける力」

プロパンガスは、

・派手な防災グッズではない
・特別な準備もいらない

しかし、

生活を止めにくいインフラ

という点で、
最も価値の高い防災資産の一つです。


■まとめ|燃料は「構造」で選ぶ

防災では、

・量
・種類

よりも、

止まりにくい構造かどうか

が重要になります。

結論:

家庭でできる燃料備蓄の完成形の一つが、 プロパンガスという分散型エネルギー。

それは、
長期戦を前提にした防災の答えです。

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