【防災士が解説】防災×家族|年末年始に始める「子どもが作る自分だけの防災ポーチ」

年末年始は、家族がそろって過ごせる貴重な時間です。
実はこの時期こそ、「防災を特別なものにしない」絶好のチャンスでもあります。

今回は、子どもと一緒に作れる「自分だけの防災ポーチ」を通して、家族の時間が自然と“備えの時間”に変わった実例をご紹介します。


■① 防災は「話し合える時間」があると続く

防災が続かない最大の理由は、「忙しくて話す時間がない」ことです。
年末年始は、学校も仕事も一段落し、家族全員が同じ空間でゆっくり過ごせます。

・災害が起きたらどうする?
・学校にいるときは?
・夜だったら?

こうした話題を、自然に出せるのがこの時期です。


■② 子ども向け防災は「大きすぎない」が正解

子ども用防災グッズというと、リュック型の大きな持ち出し袋が多く、
・重い
・結局持たない
・親任せになる

というケースも少なくありません。

そこで選んだのが、ポーチ型の防災セットでした。
「自分で持てる」「自分で管理できる」サイズ感が、子どもには重要です。


■③ 「全部セット」は防災の入口として最適

今回使ったのは、基本セットと安心セットがそろった「全部セット」。

災害時に欠かせない
・トイレ
・衛生
・明かり
・防寒

といった要素が、コンパクトにまとめられています。

防災初心者の家庭でも、「まず何を入れればいいのか」で迷わずに済む点が大きなメリットです。


■④ 親が決めない、子どもが選ぶ

この防災ポーチ作りで一番大切にしたのは、
親が正解を押しつけないことです。

「これは何に使うと思う?」
「これは必要かな?」

と問いかけながら、子ども自身に考えてもらいました。

防災は“用意すること”よりも、“考えること”が大事です。


■⑤ 余白があるから「会話」が生まれる

ポーチには、あらかじめ入っている物とは別に、
少し余白が残されています。

この余白があることで、
・何を足す?
・これは家にある?
・自分だったら何が安心?

と、自然に会話が広がります。

防災ポーチは、完成品ではなく「成長する道具」です。


■⑥ 防災は「楽しい体験」でもいい

防災というと、
・怖い
・重たい
・真面目

そんなイメージを持たれがちですが、
最初の入口は「楽しい」で構いません。

親子で並んで中身を確認し、
「これ便利そうだね」
「これ入れたら安心かも」

そう感じる体験こそが、継続につながります。


■⑦ 防災ポーチは「持ち出し袋の予行演習」

この小さな防災ポーチは、
将来の本格的な持ち出し袋づくりへの第一歩です。

・何が必要か
・何が不要か
・どこに置くか

を、子どものうちから体感できるのは大きな価値があります。


■⑧ 家族の時間が「命を守る時間」に変わる

防災は、特別な訓練や大きな準備から始めなくてもいい。

家族で過ごす年末年始に、
小さなポーチを一緒に作る。

それだけで、
・防災が身近になり
・会話が増え
・行動につながる

備えになります。

今年の年末年始、
「家族の時間」を「命を守る時間」に変えてみませんか。

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