【防災士が解説】防災×常備薬|1週間分の予備と“服用メモ”が命を守る

災害時に最も困るものの一つが「薬」です。

食料や水は支援が届きますが、
個人の処方薬はすぐには手に入りません。

特に高血圧・糖尿病・心疾患など、
継続服用が必要な方は要注意です。


■① なぜ1週間分が目安なのか

災害発生直後は、

・医療機関の混乱
・薬局の閉鎖
・物流停止

が起きます。

最低3日分、
可能なら7日分の予備が現実的です。


■② “服用メモ”の重要性

意外と忘れがちなのが、

・薬の名前
・用量
・服用回数

を書いたメモ。

お薬手帳のコピーや、
スマホ写真保存も有効です。


■③ よくある誤解

「避難所に行けば薬がもらえる」

実際は、
同じ薬があるとは限りません。

特に慢性疾患薬は、
処方情報が必要になります。


■④ 被災地支援で多かったケース

被災地派遣時、

「薬の名前が分からない」

という相談が多数ありました。

薬の外見だけでは特定が難しく、
対応に時間がかかることもありました。

メモがあるだけで、
医療支援は格段にスムーズになります。


■⑤ 常備薬の保管方法

・防水ポーチ
・持ち出し袋とは別保管
・期限管理

湿気対策も重要です。


■⑥ 高齢者家庭の注意点

・複数薬の整理
・服薬カレンダー
・家族との共有

家族全員が把握しておくことが大切です。


■⑦ 自律型避難の視点

医療支援は必ず来ます。

しかし、
“今すぐ”は来ません。

最初の数日は自分で守る。

それが自律型避難の考え方です。


■⑧ 今日できる確認

今の薬は何日分ありますか?

お薬手帳はすぐ出せますか?

この確認が、
未来の安心につながります。


■まとめ|薬の備えは最優先

水・食料と同じく、
薬は命に直結します。

結論:
常備薬は最低3日分、可能なら7日分を備え、服用メモを必ず準備することが命を守る備えです。

防災士として現場で感じたのは、
情報がある人ほど助けやすいという事実。

備えは、
自分を守るだけでなく、
支援を早める力になります。

出典元:日本薬剤師会「災害時の薬と健康管理」

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